◆ “上を下へ”と揺れ動くも、“方向感定まらず”は変わらない…
まさにトランプ劇場…。
「報復関税→世界的な貿易戦争」への懸念を背景に、まず東京タイムは“リスク回避→円買い”が目立ちました。
ただし“金利選好→ドル買い”も併存する中、米10年債利回り上昇に伴って“155.878円”へと巻き戻されています。
ところがそこから“リスク回避→円買い”が先行すると、NYタイム中盤には再び“154.008円”へと押し戻されています。
しかしながら「メキシコ・カナダへの関税発動延期」との報をキッカケに、結局は“154.999円(安値後の戻り高値)”へと反発して昨日の取引を終えています。
◆ ただ“結果次第”ではとの思惑が…? - 米中首脳会談
こうして“下へ上への乱高下”を再び演じたものの、基本的には“方向感定まらず”は継続していると見るのが妥当です。
ただ「中国への関税発動」への懸念が残る中、本日にもと伝わる「米中首脳会談(電話)」が待ち構えています。
そしてメキシコ・カナダとは異なって、米中は「経済活動/AI覇権」でしのぎを削っているだけに、“ハードルはより高い”との見方が一般的です。
それでもこの結果次第では、昨日のように“リスク回避姿勢”が緩む可能性が否めないことを踏まえれば、“仕掛け的な動き”が入らないとも限らない…?
もちろんそれまでは“思惑主導”となりやすく、“方向感定まらず”は継続すると見るのが自然です。
このため「レンジ内(概ね154-156円)を外れることはない」と見るのが妥当ということになりますが、“決め打ちは厳禁”と考えて、神経質なマーケットと対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
156.580(1/24高値)
156.249(1/27高値、20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線、1/10~1/27の50%戻し)
上値5:155.968(1/28高値、大台)
上値4:155.878(2/3高値、ピボット1stレジスタンス)
上値3:155.437(2/3高値後の76.4%戻し)
上値2:155.234(日足・一目均衡表転換線)
上値1:154.956(50日移動平均線、-1σ、2/3高値後の61.8%戻し、大台)
前営業日終値:154.861
下値1:154.705(2/3安値後の50%押し)
下値2:154.535(日足・一目均衡表先行スパン上限、2/3安値後の61.8%押し)
下値3:154.284(週足・一目均衡表転換線、2/3安値後の76.4%押し)
下値4:154.008(2/3安値、大台)
下値5:153.919(1/31安値、ピボット1stサポート)
153.793(1/30安値)
153.715(1/27安値、12/3~1/10の50%押し水準)
153.622(-2σ)
153.334(12/18安値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
《10:55》
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