台湾初出店ブランドを含む約300店舗がオープン
三井不動産株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長 植田俊)は、台湾三井不動産股份有限公司(以下、「台湾三井」)を通じ、中国信託金融ホールディングス傘下の台湾人寿保険股份有限公司(本社:台北市、董事長、許舒博(きょしょはく)、以下、「台湾人寿」)が開発する中国信託金融園区※において、台北市初となるららぽーと「三井ショッピングパーク ららぽーと台北南港」(以下、「本施設」)の事業を推進してまいりました。今般、本施設のグランドオープンが2025年3月20日(木)に決定したことをお知らせします。
本施設の出店店舗には、台北市では初出店となるスーパーマーケット「LOPIA」や、日系・インターナショナルファッションブランド、さらに2か所のフードコートを含め、約280店舗が2025年3月20日(木)にオープンします。また、2025年4月以降にはシネマと約20店舗のレストラン、2026年上半期には大型エンターテインメント施設である「キッザニア」が順次開業し、全店舗開業タイミングでは約300店舗規模の施設として、幅広い世代の方に1日中お楽しみいただけるコンテンツを提供します。
当社は、これまでに台湾3大都市圏(台北都市圏、台中都市圏、南部都市圏)において商業施設事業を展開してまいりました。本施設は2023年に開業した「三井ショッピングパーク ららぽーと台中」に引き続き、台湾での2施設目のららぽーとの展開となり、「三井アウトレットパーク」と合わせて5施設目の商業施設となります。今後も台湾においてより魅力的な事業を展開してまいります。
※中国信託金融園区:本施設が位置する街区と既存の中国信託金融ホールディングス本部である街区の計2街区の総称
B1~6Fに「三井ショッピングパーク ららぽーと台北南港」が展開する「中国信託金融園区」 外観
本リリースのポイント
- 台北市初となる「三井ショッピングパーク ららぽーと台北南港」が誕生。2025年3月20日(木)グランドオープン
- 物販、飲食を中心に約280店舗が開業。2025年4月以降、シネマとレストラン区画、2026年上半期にはキッザニアが順次開業、全店舗開業タイミングには約300店舗規模の施設に。
- 特色を持たせた吹抜け空間や、エンターテインメントなどのイベント開催が可能な広場を設置し、リアルならではの体験価値を提供することで、エリアの賑わいを創出。
1. 立地
本施設の計画地は、台北駅から車で約20分、台北松山空港から15分の交通至便な立地に位置し、台北地下鉄(以下、「MRT」)「南港ソフトウェアパーク駅」から徒歩1分、「南港展覧館駅」から徒歩3分です。また、台湾高速鉄道が「南港」駅まで開通しており、中南部からの交通も非常に便利な立地に位置します。5キロ圏内の人口は約70万人と豊富な商圏人口を誇り、周辺の南港経貿園区は、オフィス・商業・住宅・コンベンションセンターなど台北市の新都心としての複合的な街づくりが進んでおり、さらなる発展が期待されています。また、本施設が位置する中国信託金融園区内のオフィス棟には合計約15,000人の就業人口が見込まれています。
2. 全体開発概要
本施設は、台湾人寿が事業主として開発を行う中国信託金融園区(以下、本開発)に位置しており、当社が運営するららぽーと以外に、オフィス、多機能ホール、宴会場などで構成される大規模複合開発です。
1.開発の特色
(1)多機能ホール(当社運営範囲外)
約4,000人収容可能な多機能ホールは、コンサートやバスケットボールの試合などを開催することで、スポーツ、エンターテインメントの機能と当社の商業施設の強みを結合し、より高い体験価値を提供していきます。
(2)環境に配慮した建物
本開発は台湾での建築物環境性能評価認定制度「緑建築※」でゴールド級を取得する予定です。当社は借主として環境に配慮した建物に入居することで間接的にサステナブル社会に向けた責任を果たします。
(3)ブリッジによる周辺建物との連携
本開発は周辺建物である、南港展覧館、MRT操車場、中国信託園区、隣地のC4再開街区と将来的にブリッジと連携し、より一層施設間の相互利用の利便性を向上させております。
※緑建築とは、緑化、保水、省エネ、廃棄物、CO2削減、室内環境、水資源、汚水、生物多様性の環境性能評価により建築物を格付けした指標です。
開発用途
ブリッジ連携概要
3. 本施設の特徴
本施設は「The Gate to Diversity」をコンセプトに、多様な価値観を持つ、たくさんの人々が共存しあう場所を提供します。内装設計はそうした多様な価値観や、過去と未来、自然と都市、台湾と日本など様々な要素を「結ぶ」こと、すなわち「結-MUSUBI」をテーマに多様な価値観のデザインを採用しています。
■本施設バーチカルプラン
(1)都会のオアシス、自然と水が織りなす癒しの空間
台北市という賑やかな都市の中にありながら、まるで自然の中にいるかのようなひとときを味わえる吹抜け空間「メモリーコート」を設置。本施設にも出店予定の「MONCEAU FLEURS」による洗練された植栽デザインで彩られています。さらに、施設内には滝や水景が設置され、水と緑が融合した心地よい環境が広がります。都会にいながらも、自然の息吹を感じられる癒しのスポットとして、訪れる人々に安らぎを提供します。
(2)未来とファッションが交錯する先進的な空間
未来をイメージした吹抜け空間「フューチャーコート」では、B1階から4階にわたる円柱型LEDディスプレイを設置。巨大でダイナミックな映像演出が、来場者を圧倒するだけでなく、モダンでファッショナブルな雰囲気を創り出します。未来的で洗練されたデザインが、まさに「ここでしか体験できない」空間を提供し、訪れる人々に驚きと感動を与えます。
(3)「メモリー」と「フューチャー」の要素を結んだ「ムスビテラス」
「ムスビテラス」は、1階から6階まで続く開放的な吹抜け空間が特徴で、木目と金属調のルーバーを組み合わせたデザインで「メモリー」と「フューチャー」を表現しています。1階にはエンターテインメントなどのイベントに対応した広場があり、3階には多彩な演出が可能な大型LEDディスプレイを設置。ショッピングだけでなく、さまざまな体験が楽しめる場を目指します。
メモリーコート イメージ
フューチャーコート イメージ
ムスビテラス イメージ
(4)パブリックビューイングのイベントも可能な施設前広場
本施設前の広場は、ベンチなどの休憩スペースが設けられており、開放的でリラックスできる空間としてデザインされています。親子連れや友人同士が気軽に立ち寄れる雰囲気で、子どもたちが遊べるポップジェットも設置されており、楽しいひとときを過ごせる場となっています。また、正面エントランスの上部には幅16m、高さ8mの大型LEDディスプレイが備え付けられており、スポーツのパブリックビューイングや季節ごとのイベント、地域コミュニティの催し物など、多様な用途で活用できるのも大きな魅力です。
施設前広場イメージ
施設前広場イメージ
(5)お客様にも従業員にもやさしい施設づくり
・日本のららぽーと各施設で展開している「ママwithららぽーと」のノウハウを活かし、台湾でも「子育てに優しい施設」を目指した取り組みを展開します。また、お客さまおよび従業員の皆さまの利便性向上に資する取り組みを進めていきます。
・フードコート内のキッズスペース
・キッズトイレなど子育てに優しい設計のトイレ
・おむつ替え室(COMBI社製のおむつ替え台採用)
・館内各所の休憩スペース
・充実した従業員休憩所
おむつ替え台イメージ
キッズトイレイメージ
4. 今後の計画
本施設は約300店舗で構成され、主に全館の物販店、スーパーマーケット、B1階フードホール・5階フードコートを含む約280店舗が2025年3月20日(木)に開業します。
今後、2025年4月以降シネマ、レストラン約20店舗、更に2026年上半期には台湾初進出の大人気大型エンターテインメント施設「キッザニア」が開業予定です。また、本開発内の多機能ホールやオフィスなども2025年内に供用開始を予定しています。
5.出店ブランドラインナップ
1. 台湾初出店5ブランドを含む、人気の日系ファッション・インターナショナルカジュアルファッションゾーン
日系ファッションゾーンでは多数の人気キャラクターとのコラボレーション商品やオリジナルキャラクターのファッション・雑貨が話題の「graniph」が台湾初進出。さらに台湾でも安定した人気を誇る日系セレクトファッションなど、台湾最大規模の日系ファッションブランドの集積を実現します。
またインターナショナルファッション、ストリート・カジュアルカテゴリーでは、台湾でのポップアップストアの出店がたびたび大きな話題を呼んでいる日系ストリートファッション「9090」、韓国発のカジュアルブランド「MARK GONZALES」が台湾初出店、さらにスポーツブランド「NIKE」の旗艦店「NIKE RISE」や、アメリカ発祥のスケートボード・ファッションブランド「HUF」など、台湾のファッション感度の高い若者たち待望のブランドが多数集結します。
2. くらしを彩るライフスタイル雑貨ブランドも充実
日本のショッピングモールでも人気の「LAKOLE」が台湾初出店となるほか、日系人気ライフスタイル雑貨ブランドが集積、毎日のくらしを彩ります。
3. 「キッザニア」が台湾初進出、ほかファミリーで楽しめるお買い物ゾーンも充実
メキシコ発、日本でも大人気の大型エデュテイメント施設「キッザニア」が台湾初進出。さらに日系人気キッズファッション「petit main」、日本・海外で人気急上昇中のファミリーアパレル「comcoca」の台湾初出店や「MARKEY’S」の台北市初出店など、台湾の他の商業施設にはないブランドラインナップでファミリーのお客様をお迎えします。
「キッザニア」が台湾初出店
「キッザニア」は、2歳から14歳の子どもを対象とし、子どもたちが実際の大人社会と職業を模擬体験できる屋内型テーマ施設です。
施設内は、子どもサイズの都市を再現したもので、多くの企業と業種が進出しています。異なる業種やその建物が街並みに立ち並び、子どもたちはこの小さな都市の中で数十種類以上の職業を体験できます。
コンセプトは、「Education教育」と「Entertainment娯楽」を融合させた『Edutainment』で、メキシコにて25年前に誕生しました。子どもたちは自分の好きな仕事を体験し、職業体験を通じて実社会の運営を学ぶだけでなく、自立心も育むことができる『子どもたちが主役の都市』です。
「キッザニア」は日本国内で既に3か所あり、それぞれ三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲(2006 年開業)、三井ショッピングパーク ららぽーと甲子園(2009 年開業)、並びに三井ショッピングパーク ららぽーと福岡(2022 年開業)にて出店しており、今回台湾へは本施設が初出店になります。
4. 日系スーパーマーケット「LOPIA」が台北初出店、充実のグロサリーゾーン
2023年の台湾進出以降台湾展開を進める日系スーパーマーケット「LOPIA」が、台北市初出店。ほか「KALDI COFFEE FARM」「Mister Donut」「源吉兆庵」など、デイリーユースとハレの日のニーズの両方に対応したグロサリーゾーンを企画しました。
5. 2か所のフードコートで楽しめる多彩なグルメ
本施設ではB1階と5階に2か所のフードコートを設けています。
B1階の「FOOD MARKET」では、日本・台湾・世界のグルメ・スナック・スイーツが楽しめる多彩なフードホールが誕生します。「一風堂Express」や「心斎橋味穂」などの日系人気グルメのほか、台湾南部嘉義県の大人気ローカルグルメ「林聡明砂鍋魚頭」の台北市1号店など台湾グルメも勢ぞろい。さらに台湾地元の人気サンドウィッチ「洪瑞珍」など、施設周辺のオフィスワーカーのランチ需要や近隣にお住まいのお客様のテイクアウトニーズにも対応するグルメが軒を連ねます。
5階の「FOOD HOUSE」では、台湾最新の日系グルメを楽しめる本格的フードコートです。今回台湾初出店となるのはららぽーと福岡で大人気の「カルビ焼肉重ミツボシ」、日本全国に展開する韓国料理「韓美膳」、骨付きのお肉料理を豪快に楽しめる「SAPPORO BONE」の3店舗。さらに台湾で安定した人気を集める「金子半之助」「丸亀製麺」など、台湾最大級の日系グルメフードコートを実現しました。
6. 日本・台湾・世界各国の多様なメニューが楽しめるカフェ&レストラン
日本で人気を集めるハワイアンダイニング「La Ohana」、オムライス専門店「ポムの樹」が台湾初進出、グルメ回転寿司「がってん寿司」の新業態「承知の助byがってん寿司」が台湾初上陸するなど、当社施設ならではの最新日系グルメ集積を実現します。さらに「Tim Ho Wan」などの台湾・アジア・世界のグルメや、「Cafe Kitsune」や「Snow Peak Cafe」などのファッションブランドが手掛けるコンセプトカフェなど、様々なシーンでオールデイにお楽しみいただける多様な飲食店のラインナップを取り揃えています。
※4月以降開業
物件概要
位置図
■広域図
■中域図
三井不動産の海外および台湾での事業について
当社グループは、これまでに米国・英国の欧米諸国にくわえ、中国・台湾・東南アジア・インド・オーストラリアの諸都市で事業を展開してきました。2024年4月に策定したグループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」では「海外事業の深化と進化」を掲げ、海外事業の飛躍的な成長を目指しています。
台湾では、2016年に設立した現地法人(台湾三井不動産股份有限公司)を投資拠点として、台湾各地で商業施設事業、ホテル事業、および住宅事業の計13事業を推進しています。また物流施設、複合施設事業などの展開を目指し、今後も更なる事業の拡大をはかります。
三井不動産が海外で展開する商業施設(2025年1月現在)
三井不動産グループのサステナビリティについて
三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取り組み、サステナビリティに貢献していきます。
【参考】
「グループ経営理念および長期経営方針策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
「グループマテリアリティ」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/
三井不動産株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長 植田俊)は、台湾三井不動産股份有限公司(以下、「台湾三井」)を通じ、中国信託金融ホールディングス傘下の台湾人寿保険股份有限公司(本社:台北市、董事長、許舒博(きょしょはく)、以下、「台湾人寿」)が開発する中国信託金融園区※において、台北市初となるららぽーと「三井ショッピングパーク ららぽーと台北南港」(以下、「本施設」)の事業を推進してまいりました。今般、本施設のグランドオープンが2025年3月20日(木)に決定したことをお知らせします。
本施設の出店店舗には、台北市では初出店となるスーパーマーケット「LOPIA」や、日系・インターナショナルファッションブランド、さらに2か所のフードコートを含め、約280店舗が2025年3月20日(木)にオープンします。また、2025年4月以降にはシネマと約20店舗のレストラン、2026年上半期には大型エンターテインメント施設である「キッザニア」が順次開業し、全店舗開業タイミングでは約300店舗規模の施設として、幅広い世代の方に1日中お楽しみいただけるコンテンツを提供します。
当社は、これまでに台湾3大都市圏(台北都市圏、台中都市圏、南部都市圏)において商業施設事業を展開してまいりました。本施設は2023年に開業した「三井ショッピングパーク ららぽーと台中」に引き続き、台湾での2施設目のららぽーとの展開となり、「三井アウトレットパーク」と合わせて5施設目の商業施設となります。今後も台湾においてより魅力的な事業を展開してまいります。
※中国信託金融園区:本施設が位置する街区と既存の中国信託金融ホールディングス本部である街区の計2街区の総称
B1~6Fに「三井ショッピングパーク ららぽーと台北南港」が展開する「中国信託金融園区」 外観
本リリースのポイント
- 台北市初となる「三井ショッピングパーク ららぽーと台北南港」が誕生。2025年3月20日(木)グランドオープン
- 物販、飲食を中心に約280店舗が開業。2025年4月以降、シネマとレストラン区画、2026年上半期にはキッザニアが順次開業、全店舗開業タイミングには約300店舗規模の施設に。
- 特色を持たせた吹抜け空間や、エンターテインメントなどのイベント開催が可能な広場を設置し、リアルならではの体験価値を提供することで、エリアの賑わいを創出。
1. 立地
本施設の計画地は、台北駅から車で約20分、台北松山空港から15分の交通至便な立地に位置し、台北地下鉄(以下、「MRT」)「南港ソフトウェアパーク駅」から徒歩1分、「南港展覧館駅」から徒歩3分です。また、台湾高速鉄道が「南港」駅まで開通しており、中南部からの交通も非常に便利な立地に位置します。5キロ圏内の人口は約70万人と豊富な商圏人口を誇り、周辺の南港経貿園区は、オフィス・商業・住宅・コンベンションセンターなど台北市の新都心としての複合的な街づくりが進んでおり、さらなる発展が期待されています。また、本施設が位置する中国信託金融園区内のオフィス棟には合計約15,000人の就業人口が見込まれています。
2. 全体開発概要
本施設は、台湾人寿が事業主として開発を行う中国信託金融園区(以下、本開発)に位置しており、当社が運営するららぽーと以外に、オフィス、多機能ホール、宴会場などで構成される大規模複合開発です。
1.開発の特色
(1)多機能ホール(当社運営範囲外)
約4,000人収容可能な多機能ホールは、コンサートやバスケットボールの試合などを開催することで、スポーツ、エンターテインメントの機能と当社の商業施設の強みを結合し、より高い体験価値を提供していきます。
(2)環境に配慮した建物
本開発は台湾での建築物環境性能評価認定制度「緑建築※」でゴールド級を取得する予定です。当社は借主として環境に配慮した建物に入居することで間接的にサステナブル社会に向けた責任を果たします。
(3)ブリッジによる周辺建物との連携
本開発は周辺建物である、南港展覧館、MRT操車場、中国信託園区、隣地のC4再開街区と将来的にブリッジと連携し、より一層施設間の相互利用の利便性を向上させております。
※緑建築とは、緑化、保水、省エネ、廃棄物、CO2削減、室内環境、水資源、汚水、生物多様性の環境性能評価により建築物を格付けした指標です。
開発用途
ブリッジ連携概要
3. 本施設の特徴
本施設は「The Gate to Diversity」をコンセプトに、多様な価値観を持つ、たくさんの人々が共存しあう場所を提供します。内装設計はそうした多様な価値観や、過去と未来、自然と都市、台湾と日本など様々な要素を「結ぶ」こと、すなわち「結-MUSUBI」をテーマに多様な価値観のデザインを採用しています。
■本施設バーチカルプラン
(1)都会のオアシス、自然と水が織りなす癒しの空間
台北市という賑やかな都市の中にありながら、まるで自然の中にいるかのようなひとときを味わえる吹抜け空間「メモリーコート」を設置。本施設にも出店予定の「MONCEAU FLEURS」による洗練された植栽デザインで彩られています。さらに、施設内には滝や水景が設置され、水と緑が融合した心地よい環境が広がります。都会にいながらも、自然の息吹を感じられる癒しのスポットとして、訪れる人々に安らぎを提供します。
(2)未来とファッションが交錯する先進的な空間
未来をイメージした吹抜け空間「フューチャーコート」では、B1階から4階にわたる円柱型LEDディスプレイを設置。巨大でダイナミックな映像演出が、来場者を圧倒するだけでなく、モダンでファッショナブルな雰囲気を創り出します。未来的で洗練されたデザインが、まさに「ここでしか体験できない」空間を提供し、訪れる人々に驚きと感動を与えます。
(3)「メモリー」と「フューチャー」の要素を結んだ「ムスビテラス」
「ムスビテラス」は、1階から6階まで続く開放的な吹抜け空間が特徴で、木目と金属調のルーバーを組み合わせたデザインで「メモリー」と「フューチャー」を表現しています。1階にはエンターテインメントなどのイベントに対応した広場があり、3階には多彩な演出が可能な大型LEDディスプレイを設置。ショッピングだけでなく、さまざまな体験が楽しめる場を目指します。
メモリーコート イメージ
フューチャーコート イメージ
ムスビテラス イメージ
(4)パブリックビューイングのイベントも可能な施設前広場
本施設前の広場は、ベンチなどの休憩スペースが設けられており、開放的でリラックスできる空間としてデザインされています。親子連れや友人同士が気軽に立ち寄れる雰囲気で、子どもたちが遊べるポップジェットも設置されており、楽しいひとときを過ごせる場となっています。また、正面エントランスの上部には幅16m、高さ8mの大型LEDディスプレイが備え付けられており、スポーツのパブリックビューイングや季節ごとのイベント、地域コミュニティの催し物など、多様な用途で活用できるのも大きな魅力です。
施設前広場イメージ
施設前広場イメージ
(5)お客様にも従業員にもやさしい施設づくり
・日本のららぽーと各施設で展開している「ママwithららぽーと」のノウハウを活かし、台湾でも「子育てに優しい施設」を目指した取り組みを展開します。また、お客さまおよび従業員の皆さまの利便性向上に資する取り組みを進めていきます。
・フードコート内のキッズスペース
・キッズトイレなど子育てに優しい設計のトイレ
・おむつ替え室(COMBI社製のおむつ替え台採用)
・館内各所の休憩スペース
・充実した従業員休憩所
おむつ替え台イメージ
キッズトイレイメージ
4. 今後の計画
本施設は約300店舗で構成され、主に全館の物販店、スーパーマーケット、B1階フードホール・5階フードコートを含む約280店舗が2025年3月20日(木)に開業します。
今後、2025年4月以降シネマ、レストラン約20店舗、更に2026年上半期には台湾初進出の大人気大型エンターテインメント施設「キッザニア」が開業予定です。また、本開発内の多機能ホールやオフィスなども2025年内に供用開始を予定しています。
5.出店ブランドラインナップ
1. 台湾初出店5ブランドを含む、人気の日系ファッション・インターナショナルカジュアルファッションゾーン
日系ファッションゾーンでは多数の人気キャラクターとのコラボレーション商品やオリジナルキャラクターのファッション・雑貨が話題の「graniph」が台湾初進出。さらに台湾でも安定した人気を誇る日系セレクトファッションなど、台湾最大規模の日系ファッションブランドの集積を実現します。
またインターナショナルファッション、ストリート・カジュアルカテゴリーでは、台湾でのポップアップストアの出店がたびたび大きな話題を呼んでいる日系ストリートファッション「9090」、韓国発のカジュアルブランド「MARK GONZALES」が台湾初出店、さらにスポーツブランド「NIKE」の旗艦店「NIKE RISE」や、アメリカ発祥のスケートボード・ファッションブランド「HUF」など、台湾のファッション感度の高い若者たち待望のブランドが多数集結します。
2. くらしを彩るライフスタイル雑貨ブランドも充実
日本のショッピングモールでも人気の「LAKOLE」が台湾初出店となるほか、日系人気ライフスタイル雑貨ブランドが集積、毎日のくらしを彩ります。
3. 「キッザニア」が台湾初進出、ほかファミリーで楽しめるお買い物ゾーンも充実
メキシコ発、日本でも大人気の大型エデュテイメント施設「キッザニア」が台湾初進出。さらに日系人気キッズファッション「petit main」、日本・海外で人気急上昇中のファミリーアパレル「comcoca」の台湾初出店や「MARKEY’S」の台北市初出店など、台湾の他の商業施設にはないブランドラインナップでファミリーのお客様をお迎えします。
「キッザニア」が台湾初出店
「キッザニア」は、2歳から14歳の子どもを対象とし、子どもたちが実際の大人社会と職業を模擬体験できる屋内型テーマ施設です。
施設内は、子どもサイズの都市を再現したもので、多くの企業と業種が進出しています。異なる業種やその建物が街並みに立ち並び、子どもたちはこの小さな都市の中で数十種類以上の職業を体験できます。
コンセプトは、「Education教育」と「Entertainment娯楽」を融合させた『Edutainment』で、メキシコにて25年前に誕生しました。子どもたちは自分の好きな仕事を体験し、職業体験を通じて実社会の運営を学ぶだけでなく、自立心も育むことができる『子どもたちが主役の都市』です。
「キッザニア」は日本国内で既に3か所あり、それぞれ三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲(2006 年開業)、三井ショッピングパーク ららぽーと甲子園(2009 年開業)、並びに三井ショッピングパーク ららぽーと福岡(2022 年開業)にて出店しており、今回台湾へは本施設が初出店になります。
4. 日系スーパーマーケット「LOPIA」が台北初出店、充実のグロサリーゾーン
2023年の台湾進出以降台湾展開を進める日系スーパーマーケット「LOPIA」が、台北市初出店。ほか「KALDI COFFEE FARM」「Mister Donut」「源吉兆庵」など、デイリーユースとハレの日のニーズの両方に対応したグロサリーゾーンを企画しました。
5. 2か所のフードコートで楽しめる多彩なグルメ
本施設ではB1階と5階に2か所のフードコートを設けています。
B1階の「FOOD MARKET」では、日本・台湾・世界のグルメ・スナック・スイーツが楽しめる多彩なフードホールが誕生します。「一風堂Express」や「心斎橋味穂」などの日系人気グルメのほか、台湾南部嘉義県の大人気ローカルグルメ「林聡明砂鍋魚頭」の台北市1号店など台湾グルメも勢ぞろい。さらに台湾地元の人気サンドウィッチ「洪瑞珍」など、施設周辺のオフィスワーカーのランチ需要や近隣にお住まいのお客様のテイクアウトニーズにも対応するグルメが軒を連ねます。
5階の「FOOD HOUSE」では、台湾最新の日系グルメを楽しめる本格的フードコートです。今回台湾初出店となるのはららぽーと福岡で大人気の「カルビ焼肉重ミツボシ」、日本全国に展開する韓国料理「韓美膳」、骨付きのお肉料理を豪快に楽しめる「SAPPORO BONE」の3店舗。さらに台湾で安定した人気を集める「金子半之助」「丸亀製麺」など、台湾最大級の日系グルメフードコートを実現しました。
6. 日本・台湾・世界各国の多様なメニューが楽しめるカフェ&レストラン
日本で人気を集めるハワイアンダイニング「La Ohana」、オムライス専門店「ポムの樹」が台湾初進出、グルメ回転寿司「がってん寿司」の新業態「承知の助byがってん寿司」が台湾初上陸するなど、当社施設ならではの最新日系グルメ集積を実現します。さらに「Tim Ho Wan」などの台湾・アジア・世界のグルメや、「Cafe Kitsune」や「Snow Peak Cafe」などのファッションブランドが手掛けるコンセプトカフェなど、様々なシーンでオールデイにお楽しみいただける多様な飲食店のラインナップを取り揃えています。
※4月以降開業
物件概要
位置図
■広域図
■中域図
三井不動産の海外および台湾での事業について
当社グループは、これまでに米国・英国の欧米諸国にくわえ、中国・台湾・東南アジア・インド・オーストラリアの諸都市で事業を展開してきました。2024年4月に策定したグループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」では「海外事業の深化と進化」を掲げ、海外事業の飛躍的な成長を目指しています。
台湾では、2016年に設立した現地法人(台湾三井不動産股份有限公司)を投資拠点として、台湾各地で商業施設事業、ホテル事業、および住宅事業の計13事業を推進しています。また物流施設、複合施設事業などの展開を目指し、今後も更なる事業の拡大をはかります。
三井不動産が海外で展開する商業施設(2025年1月現在)
三井不動産グループのサステナビリティについて
三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取り組み、サステナビリティに貢献していきます。
【参考】
「グループ経営理念および長期経営方針策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
「グループマテリアリティ」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/
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