ハークスレイ Research Memo(2):“食”の事業領域で多角的なM&Aを実行し、成長目指す

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最新投稿日時:2024/12/20 14:02 - 「ハークスレイ Research Memo(2):“食”の事業領域で多角的なM&Aを実行し、成長目指す」(フィスコ)

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ハークスレイ Research Memo(2):“食”の事業領域で多角的なM&Aを実行し、成長目指す

配信元:フィスコ
投稿:2024/12/20 14:02
*14:02JST ハークスレイ Research Memo(2):“食”の事業領域で多角的なM&Aを実行し、成長目指す ■会社概要

1. 会社概要
ハークスレイ<7561>は「中食」「店舗アセット&ソリューション」「物流・食品加工」の3事業を柱に、“食”の事業領域で多角的なM&Aを実行し成長する企業である。1993年に現社名となった「ハークスレイ(HURXLEY)」は、同社が大切と考える3H精神「HONESTY(まじめに)」「HOT(あたたかいお弁当を)」「HEART(心をこめて)」を私たち「OUR」の基本とし、さらなる可能性の追求「無限の可能性=X」を求めて、牧草地のように「LEY」自然と動物の共生に学び、効率的かつ調和のとれた豊かな生活の実現を目指すという考えを込めたものである。創業者である青木達也(あおきたつや)代表取締役会長兼社長が事業環境の変化を捉え、独自のチェーンオペレーション方式の確立による加盟店の拡大、M&Aによる多角化を行い、事業領域の拡大と収益基盤の強化にリーダーシップを発揮している。

1976年日本で初めて持ち帰り弁当という業態を開発(「ほっかほっか亭」)し、その後チェーン化を進め、業績は拡大した。そしてより強靭な経営基盤(事業の柱)を構築するため、店舗アセット&ソリューション事業に進出した。同事業は2006年にTRNコーポレーション(現 店舗流通ネット)※をM&Aによりグループ化した。物流・食品加工事業は、大手小売業の外販・物流が好調なアサヒL&C、2022年11月に連結子会社化した豆菓子製造・販売の稲葉ピーナツの2社が中核となり、急成長している分野である。

※ 店舗流通ネットは、現在5社の連結子会社を有するグループを形成している。以下、TRNグループとする。

1997年に株式店頭登録した後、2001年に東京証券取引所(以下、東証)及び大阪証券取引所(現 大阪取引所)第二部へ、2004年にそれぞれ一部へ上場した。2022年4月の東証の市場区分再編に伴いプライム市場に移行した後、2023年10月にスタンダード市場へ選択移行した。2024年6月には中期経営目標を発表し、最終年度の2028年3月期に向けてさらなる成長を目指している。

2. 事業内容
同社が展開している3事業の2025年3月期中間期の売上高構成比はいずれも30%前後で、安定した収益力があり自立している。中食事業は作りたての弁当や惣菜を持ち帰り方式で販売する「ほっかほっか亭」(直営店とFC方式により運営)とパーティーなどのケータリングビジネスを展開している。2025年3月期中間期は全社売上高の36.8%と、コロナ禍の落ち込みから回復傾向にある。ただセグメント損失となったのは、ビジネスモデルとして店舗への食材の卸売りが中心となっているなか、米価の高騰などの影響によるものである。

店舗アセット&ソリューション事業は、TRNグループが飲食店運営事業者を中心に店舗リースなどの各種ソリューションの店舗ビジネス、店舗リーシングなどによる商業用不動産のバリューアップを行う店舗不動産ビジネス、洋菓子店やベーカリーに特化したITソリューション、パーティー・イベント用品レンタルなど多種の事業を提供している。2025年3月期中間期は全社売上高の26.9%、全社営業利益の55.6%と収益貢献が大きい。

物流・食品加工事業は、大手小売業等の店舗向け食品加工をはじめとするカミッサリーと食品物流サービスを提供している。2022年に稲葉ピーナツがグループ入りしたことにより物流・食品加工事業は全社売上高の34.6%、全社営業利益の27.7%と、3本目の柱と成長した。なお、弊社が今回算出した構成比については、売上高・セグメント利益ともにセグメント内の内部売上高または振替高を含み、調整前の金額で算出している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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配信元: フィスコ

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