<動意株・10日>(大引け)=アールプラン、学情、トレファクなど
アールプランナー<2983.T>=急伸し新高値。9日の取引終了後、25年1月期の連結業績予想について、売上高を388億円から400億円(前期比24.7%増)へ、営業利益を17億円から21億6000万円(同4.1倍)へ、最終利益を10億円から13億円(同5.9倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を15円から30円(年45円)へ引き上げたことが好感されている。新規出店効果や、独自のデジタルマーケティング戦略により効率的な集客を行ったことで、戸建住宅の受注高・受注棟数の好調が継続し、戸建販売棟数が順調に推移しており、なかでも独自のマーケティングが奏功し分譲住宅の販売棟数が大幅に増加していることが要因。また、販売価格の適正化やコストコントロールにより売上総利益が改善していることも寄与する。学情<2301.T>=もみ合い上放れ。一気に年初来高値を更新した。9日の取引終了後に発表した25年10月期単独業績予想で、売上高123億円(前期比14.6%増)、営業利益30億円(同12.9%増)、純利益23億円(同3.1%増)を見込み、年間配当予想を前期比2円増の67円とした。引き続きキャリア採用市場における売り上げ拡大に注力する方針で、軸となる「Re就活」で登録会員数(求職者数)、掲載求人数(企業数)を増やし、更に求職者と企業のマッチングを強化するほか、「Re就活テック」を5~10年の経験を持つITエンジニアを採用できるサービスにリニューアルする。また、今年10月にローンチしたダイレクトリクルーティングサービス「Re就活30」で求職者と企業のマッチングを強化する。
トレジャー・ファクトリー<3093.T>=4日続伸。9日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高(単体)で、既存店売上高が前年同月比9.9%増と39カ月連続で前年実績を上回ったことが材料視されている。気温が低下したことで、冬物衣類や暖房器具などの生活家電の販売が好調だった。また、天候も安定しており、ブランド品、スポーツアウトドア用品、生活雑貨など多くのカテゴリーで販売が堅調に推移した。なお、全店売上高は同21.6%増だった。
ニイタカ<4465.T>=大幅高で年初来高値が射程入り。9日の取引終了後、25年5月期の連結業績予想について、純利益を10億円から15億6000万円(前期比2.2倍)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各26円の年52円から中間・期末各40円の年80円に引き上げたことが好感されている。9日付で中国子会社の新高(江蘇)日用品を、現地で日本化学品の製造を行う嘉徳生物科技(江蘇)に譲渡することを決定したのに伴い、子会社株式売却益及び事業撤退損失引当金戻入益6億8000万円を特別利益として計上する見込みであるという。なお、売上高235億円(同3.3%増)、営業利益15億円(同1.6%増)は従来見通しを据え置いている。
理経<8226.T>=3日ぶり反発。9日の取引終了後、子会社エアロパートナーズが取引先から航空機エンジン部品の大口受注を獲得したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っているようだ。受注金額は11億3000万円。25年11月に納入する予定で、26年3月期に売り上げ計上するという。
新都ホールディングス<2776.T>=一時ストップ高。9日取引終了後、日本を拠点とするAIデータセンター事業に関し、カナダのHASHCAT社と業務提携契約を締結すると発表した。同社は米サーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>とAI算力設備の調達・構築に関する覚書を締結しており、この取り組みを実現するため、大規模GPU算力ソリューションなどを提供するカナダ企業と提携するという。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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