オリエンタルチエン工業、顧客ニーズに沿った特殊品分野への営業活動に注力 人的生産性を高める取り組みを強化

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最新投稿日時:2024/12/04 13:00 - 「オリエンタルチエン工業、顧客ニーズに沿った特殊品分野への営業活動に注力 人的生産性を高める取り組みを強化」(ログミーファイナンス)

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オリエンタルチエン工業、顧客ニーズに沿った特殊品分野への営業活動に注力 人的生産性を高める取り組みを強化

投稿:2024/12/04 13:00

目次

西村武氏:みなさま、こんにちは。オリエンタルチエン工業株式会社代表取締役社長の西村です。

本日は当社の2025年3月期中間期の決算概要および業績予想、今後の取り組み等についてご説明します。

03−2025年3月期第2四半期(中間期)決算概要 決算サマリー

まずはじめに2025年3月期中間期の決算概要からご説明します。

当中間連結会計期間におけるわが国の経済は、経済活動の正常化が進み、企業の生産活動や設備投資には持直しの動きがみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、ロシア・ウクライナ情勢や中東地域をめぐる情勢を背景とした資源価格等の高騰、多岐におよぶ物価の高騰、不安定な為替市場、長期金利の上昇等、景気に悪影響をおよぼすさまざまな要因があり、先行きは依然として不透明な状況が継続すると見込まれます。

このような状況下にあって当社グループは、市場の多様なニーズへの対応力を高め、受注拡大に向けての製品の差別化を行い、お客さまの要望に沿った特殊品分野への営業活動を強化しており、コスト削減を継続し、生産性を高める取り組みを強化しています。

また、2024年7月には当社の協力工場でスプロケット事業を展開する寺田精工株式会社の株式を取得し、連結子会社としました。これにより、中国の子会社の事業展開にも影響を及ぼし、重要性が増すことから、徳清澳喜睦錬条有限公司を連結子会社としました。なお、寺田精工株式会社においては、当中間連結会計期間においては貸借対照表のみを連結しています。

この結果、売上高は20億円となり、利益面については、営業利益は7,600万円、経常利益は7,400万円、親会社株主に帰属する中間純利益は4,000万円となりました。

03−2025年3月期第2四半期(中間期)決算概要 セグメント別状況

次にセグメント別状況についてご説明します。

まず、チェーン事業の構成比は94.7パーセントであり、国内では搬送機械・運搬機械・弱電精密機械業界向けが堅調に推移したことから、売上高は18億9,400万円となりました。

金属射出成形事業の構成比は4.4パーセントであり、能登半島地震の影響により受注が減少したことにより、売上高は8,700万円となりました。

不動産賃貸事業の構成比は0.9パーセントであり、売上高は1,800万円となりました。

03−2025年3月期第2四半期(中間期)決算概要 地域別状況

次に地域別状況についてご説明します。

国内販売の構成比は80パーセントであり、チェーン事業は堅調に推移しましたが、金属射出成形事業は能登半島地震の影響により受注が減少したことにより、国内売上高は15億9,900万円となりました。

海外販売の構成比は20パーセントであり、内訳をみるとアジアが8パーセント、北米が11パーセント、その他が1パーセントであり、北米、南米向けは堅調に推移しましたが、東南アジア向けが低迷したことにより、海外売上高は4億200万円となりました。

03−2025年3月期第2四半期(中間期)決算概要 中間連結キャッシュフロー

次にキャッシュ・フローの状況についてご説明します。2025年3月期中間期の営業活動によるキャシュ・フローは4,900万円、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナス2億5,900万円、財務活動によるキャッシュ・フローは1億2,600万円となり、これにより、現金及び現金同等物の期末残高は前期に比べ3,900万円減少し、3億1,700万円となりました。

なお、フリー・キャッシュフローのマイナスは有形固定資産の取得による支出が主な要因です。

03−2025年3月期第2四半期(中間期)決算概要 連結業績予想

続いて、業績予想についてご説明します。

2025年3月期の通期連結業績予想については、米国の政権交代による輸入規制、中国、欧州の景気停滞、戦争をはじめとする地政学リスクの継続等により、世界経済の雲行きは怪しく、一方、国内においては物価の高止まりによる製造コストの圧迫、さらなる長期金利の上昇等、当社を取り巻く事業環境は依然として厳しい状況にあることから、引き続きお客さまのニーズを最重要課題と認識し、不透明な事業環境下であっても安定的に利益を計上できる体質にすべく改善活動を継続し、企業発展のためのさらなる基盤強化を継続的に推し進めていきます。

以上より、通期の連結業績予測については、売上高は41億4,200万円、経常利益は2億2,600万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1億5,600万円を見込んでいます。

04−今後の取り組み

続いて、今後の取り組みについてご説明します。

今後の取り組みについては以前からの継続となりますが、1つ目はチェーン事業の営業活動強化であり、国内外ともに、当社における特殊用途チェーン(オンリーワン、ナンバーワン製品)を活かした拡販・新規顧客開拓を行います。

2つ目は製品品質の向上であり、特殊用途チェーンにおいて世界一品質を追求します。

3つ目は生産性の向上であり、徹底的に作業改善を推し進め、生産性を向上させます。

4つ目は製造管理システムの充実であり、新製造管理システムの構築により、製造・管理コストの大幅な低減を図ります。

5つ目は金属射出成形事業の営業活動強化であり、医療機器メーカーへの機器向け部品の需要開拓を図ります。

これらの取り組みを着実に実行し、売上高の増加、安定的な収益の確保を実現し、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指していきます。

05−配当 配当金の推移

続いて、当社の配当方針についてご説明します。株主さまへの利益還元は経営上の重要な政策の1つであることを認識し、会社発展のための企業強化に備える内部留保を勘案しつつ、経営状況に応じた利益配分を行う方針です。

2025年3月期の中間配当金は1株当たり15円とし、効力発生日を2024年12月6日とすることを取締役会にて決議しています。また、期末配当金についても同額とし年間配当30円を行う見込みです。

06−トピックス

最後にトピックスを紹介します。

1つ目は、2024年7月2日に東京証券取引所へ開示を行いました「寺田精工株式会社の株式の取得(子会社化)完了に関するお知らせ」に記載のとおり、同日に寺田精工株式会社の全株式の取得が完了し、同社の子会社化が完了しました。

2つ目は、金属射出成形事業における受注拡大等への対応を目的として進めてきました本社工場増築工事について、若干の遅れはありましたが、2024年11月18日に完了しました。年内中に設備等の搬入・稼働準備を完了し、2025年1月中旬より稼働を開始する予定です。

以上、簡単ではありますが、弊社の2025年3月期中間期の決算説明を終了します。みなさまには今後ともご支援賜りますようお願い申し上げます。最後までご覧いただきありがとうございました。

配信元: ログミーファイナンス

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