*08:26JST 27日の米国市場ダイジェスト:NYダウは138ドル安、ハイテクが重し
■NY株式:NYダウは138ドル安、ハイテクが重し
米国株式市場は反落。ダウ平均は138.25ドル安の44,722.06ドル、ナスダックは115.10ポイント安の19,060.48で取引を終了した。
過去最高値付近から高値警戒感などに軟調に寄り付いた。ダウは一部小売り企業の好決算を好感し一時上昇したが、トランプ次期大統領が計画している追加関税策による経済や企業業績への影響を警戒した売りがくすぶり下落に転じた。ナスダックは人工知能(AI)への期待が行き過ぎとの見方も浮上し、ハイテクの下落が重しとなり終日軟調に推移し、終了。セクター別では、不動産が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。
カジュアル衣料などの小売り、アーバン・アウトフィッターズ(URBN)は第3四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回ったほか、年末商戦に向けた需要に楽観的な見通しを示し、大幅上昇。一方で、百貨店のノードストロム(JWN)は第3四半期決算で内容が予想を上回ったほか、通期売り上げ見通しを引き上げたが同時に、10月末からの年末商戦に向けた需要鈍化を警告する悲観的な見通しが警戒され、大幅安。サイバーセキュリティ製品・サービス会社のクラウド・ストライク・ホールディングス(CRWD)は第3四半期決算で7月の大規模なシステム障害が影響し損失を計上、利益見通しも市場予想を下回り、下落。
コンピューターメーカーのHP(HP)はPC需要が低調で、第1四半期の調整後1株当たり利益見通しが予想を下回り、下落した。同業のデル・テクノロジー(DELL)もPC市場の低迷を受けた低調な見通しを嫌気した売りが継続。ソフトウエアメーカーのオートデスク(ADSK)は第3四半期の調整後営業利益率が予想に一致し、通期見通しを引き上げたが、市場の期待に満たず、下落した。
ソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)は連邦取引委員会(FTC)が同社に対し、反トラスト法に基づき調査を開始したと報じられ、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:12月米追加利下げ確率上昇、ドルは弱含み
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円82銭まで上昇後、150円46銭まで下落し、151円15銭で引けた。米7-9月期GDP改定値が前期から鈍化したほか、同期の個人消費改定値やコアPCE価格指数改定値が予想外に下方修正され米長期金利低下に伴いドル売りが加速。米10月コアPCE価格指数が前月から加速し、ディスインフレの進展停滞の新たな証拠となりいったんドルは下げ止まったが、追加利下げの軌道を修正する結果ではないとの見方で12月の追加利下げを織り込む動きや7年債入札の好調な結果を受け金利が一段と低下するとドル売りが再開。トランプ次期政権による追加関税を警戒したリスク回避の円買いも継続した。
ユーロ・ドルは1.0526ドルから1.0588ドルまで上昇し、1.0565ドルで引けた。シュナーベル欧州中央銀行(ECB)理事発言受け、追加利下げ観測を受けたユーロ売りが後退。ユーロ・円は、160円06銭まで上昇後、159円25銭まで下落した。ポンド・ドルは1.2627ドルから1.2694ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8842フランから0.8798フランまで下落した。
■NY原油:伸び悩みで68.72ドル、供給不安はある程度解消される
NY原油先物1月限は伸び悩み(NYMEX原油1月限終値:68.72 ↓0.05)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-0.05ドル(-0.07%)の68.72ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは68.18ドル-69.37ドル。米国市場の序盤にかけて69.37ドルまで戻したが、中東情勢の過度な悪化に対する懸念は緩和されており、供給不安はある程度解消されていることから、米国市場の後半にかけて68.18ドルまで値を下げた。通常取引終了後の時間外取引では主に68ドル台後半で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 47.77ドル +0.02ドル(+0.04%)
モルガン・スタンレー(MS) 131.21ドル -0.07ドル(-0.05%)
ゴールドマン・サックス(GS)605.43ドル -0.07ドル(-0.01%)
インテル(INTC) 23.65ドル -0.40ドル(-1.66%)
アップル(AAPL) 234.93ドル -0.13ドル(-0.05%)
アルファベット(GOOG) 170.82ドル +0.20ドル(+0.11%)
メタ(META) 569.20ドル -4.34ドル(-0.75%)
キャタピラー(CAT) 403.70ドル -4.13ドル(-1.01%)
アルコア(AA) 45.88ドル -1.54ドル(-3.24%)
ウォルマート(WMT) 91.88ドル +0.57ドル(+0.62%) <ST>
米国株式市場は反落。ダウ平均は138.25ドル安の44,722.06ドル、ナスダックは115.10ポイント安の19,060.48で取引を終了した。
過去最高値付近から高値警戒感などに軟調に寄り付いた。ダウは一部小売り企業の好決算を好感し一時上昇したが、トランプ次期大統領が計画している追加関税策による経済や企業業績への影響を警戒した売りがくすぶり下落に転じた。ナスダックは人工知能(AI)への期待が行き過ぎとの見方も浮上し、ハイテクの下落が重しとなり終日軟調に推移し、終了。セクター別では、不動産が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。
カジュアル衣料などの小売り、アーバン・アウトフィッターズ(URBN)は第3四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回ったほか、年末商戦に向けた需要に楽観的な見通しを示し、大幅上昇。一方で、百貨店のノードストロム(JWN)は第3四半期決算で内容が予想を上回ったほか、通期売り上げ見通しを引き上げたが同時に、10月末からの年末商戦に向けた需要鈍化を警告する悲観的な見通しが警戒され、大幅安。サイバーセキュリティ製品・サービス会社のクラウド・ストライク・ホールディングス(CRWD)は第3四半期決算で7月の大規模なシステム障害が影響し損失を計上、利益見通しも市場予想を下回り、下落。
コンピューターメーカーのHP(HP)はPC需要が低調で、第1四半期の調整後1株当たり利益見通しが予想を下回り、下落した。同業のデル・テクノロジー(DELL)もPC市場の低迷を受けた低調な見通しを嫌気した売りが継続。ソフトウエアメーカーのオートデスク(ADSK)は第3四半期の調整後営業利益率が予想に一致し、通期見通しを引き上げたが、市場の期待に満たず、下落した。
ソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)は連邦取引委員会(FTC)が同社に対し、反トラスト法に基づき調査を開始したと報じられ、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:12月米追加利下げ確率上昇、ドルは弱含み
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円82銭まで上昇後、150円46銭まで下落し、151円15銭で引けた。米7-9月期GDP改定値が前期から鈍化したほか、同期の個人消費改定値やコアPCE価格指数改定値が予想外に下方修正され米長期金利低下に伴いドル売りが加速。米10月コアPCE価格指数が前月から加速し、ディスインフレの進展停滞の新たな証拠となりいったんドルは下げ止まったが、追加利下げの軌道を修正する結果ではないとの見方で12月の追加利下げを織り込む動きや7年債入札の好調な結果を受け金利が一段と低下するとドル売りが再開。トランプ次期政権による追加関税を警戒したリスク回避の円買いも継続した。
ユーロ・ドルは1.0526ドルから1.0588ドルまで上昇し、1.0565ドルで引けた。シュナーベル欧州中央銀行(ECB)理事発言受け、追加利下げ観測を受けたユーロ売りが後退。ユーロ・円は、160円06銭まで上昇後、159円25銭まで下落した。ポンド・ドルは1.2627ドルから1.2694ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8842フランから0.8798フランまで下落した。
■NY原油:伸び悩みで68.72ドル、供給不安はある程度解消される
NY原油先物1月限は伸び悩み(NYMEX原油1月限終値:68.72 ↓0.05)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-0.05ドル(-0.07%)の68.72ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは68.18ドル-69.37ドル。米国市場の序盤にかけて69.37ドルまで戻したが、中東情勢の過度な悪化に対する懸念は緩和されており、供給不安はある程度解消されていることから、米国市場の後半にかけて68.18ドルまで値を下げた。通常取引終了後の時間外取引では主に68ドル台後半で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 47.77ドル +0.02ドル(+0.04%)
モルガン・スタンレー(MS) 131.21ドル -0.07ドル(-0.05%)
ゴールドマン・サックス(GS)605.43ドル -0.07ドル(-0.01%)
インテル(INTC) 23.65ドル -0.40ドル(-1.66%)
アップル(AAPL) 234.93ドル -0.13ドル(-0.05%)
アルファベット(GOOG) 170.82ドル +0.20ドル(+0.11%)
メタ(META) 569.20ドル -4.34ドル(-0.75%)
キャタピラー(CAT) 403.70ドル -4.13ドル(-1.01%)
アルコア(AA) 45.88ドル -1.54ドル(-3.24%)
ウォルマート(WMT) 91.88ドル +0.57ドル(+0.62%) <ST>
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