【本日の見通し】ドル高基調継続も上値トライにも警戒感

【本日の見通し】ドル高基調継続も上値トライにも警戒感
　　
　ドル円は１５５円台推移。堅調な動きを見せているが、上値追いにも慎重。トランプラリーの影響が継続しており、ドル高の意識が強い。また、米利下げペースの鈍化、日銀の１２月利上げ期待の後退などがドル買い円売りを誘っている。
　　
　今日もドル円は堅調な動きが期待される。ただ介入警戒感などもあって、一気のドル買い円売りには慎重姿勢が見られる。じっくりと１５６円台をトライする機会をうかがう展開か。
　　
　今週はそれほど目立った米指標発表予定などがなく、積極的な動きにはなりにくい。ただ、２２時半の米新規失業保険申請件数には注意。毎週の指標であるが、今回は１１月の米雇用統計と計測期間が被る回にあたっており、注目度がやや高い。先月の同期間（基準日１２日を含む週の期間）に比べてやや改善の見込みとなっているが、予想から乖離した場合には注意。
　　
　南ア中銀は２会合連続の利下げが織り込まれている。織り込みが進んでおり、利下げ自体での売りは限定的と見られるが、声明で追加利下げの示唆が強くみられるとランド売りが広がる可能性がある。発表時刻は決まっていないが日本時間２２時前後に会合が終わってからとなり、２２時過ぎ～２２時１５分がほとんど。
　　
MINKABUPRESS　山岡