*13:07JST C&R社 Research Memo(7):財務内容は良好、ネットキャッシュは100億円と過去最高水準に積み上がる
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
クリーク・アンド・リバー社<4763>の2025年2月期中間期末の資産合計は前期末比3,245百万円増加の28,664百万円となった。2024年は8月末が休日にあたったことで各種債務の支払日が翌月初にずれ込んだこともあり、現金及び預金を中心に残高が膨らむ格好となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が2,783百万円増加し、固定資産では有形固定資産が355百万円、ソフトウェア等の無形固定資産が186百万円それぞれ増加した。
負債合計は前期末比3,670百万円増加の13,343百万円となった。有利子負債が1,629百万円増加したほか、営業未払金が307百万円、預り金が1,413百万円それぞれ増加した。預り金については社会保険料の支払い日が翌月初にずれ込んだことが増加要因となっている。純資産合計は同424百万円減少の15,320百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益1,470百万円を計上した一方で、配当金支出918百万円や自己株式を994百万円取得したことが減少要因となった。
経営指標では、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の61.2%から53.0%に低下したが、8月末日が休日となった影響で負債額が膨らんだことや、自己株式取得を実施したことが要因であり、ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)については同1,154百万円増加の10,078百万円と過去最高水準に積み上がっていることから、財務内容は引き続き健全な状況にあると判断される。同社では手元キャッシュを引き続き成長投資やM&A資金、株主還元などに充当する方針を示している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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3. 財務状況と経営指標
クリーク・アンド・リバー社<4763>の2025年2月期中間期末の資産合計は前期末比3,245百万円増加の28,664百万円となった。2024年は8月末が休日にあたったことで各種債務の支払日が翌月初にずれ込んだこともあり、現金及び預金を中心に残高が膨らむ格好となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が2,783百万円増加し、固定資産では有形固定資産が355百万円、ソフトウェア等の無形固定資産が186百万円それぞれ増加した。
負債合計は前期末比3,670百万円増加の13,343百万円となった。有利子負債が1,629百万円増加したほか、営業未払金が307百万円、預り金が1,413百万円それぞれ増加した。預り金については社会保険料の支払い日が翌月初にずれ込んだことが増加要因となっている。純資産合計は同424百万円減少の15,320百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益1,470百万円を計上した一方で、配当金支出918百万円や自己株式を994百万円取得したことが減少要因となった。
経営指標では、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の61.2%から53.0%に低下したが、8月末日が休日となった影響で負債額が膨らんだことや、自己株式取得を実施したことが要因であり、ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)については同1,154百万円増加の10,078百万円と過去最高水準に積み上がっていることから、財務内容は引き続き健全な状況にあると判断される。同社では手元キャッシュを引き続き成長投資やM&A資金、株主還元などに充当する方針を示している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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