ドル指数、再び上昇 先週末の下げは一巡＝ロンドン為替

ドル指数、再び上昇　先週末の下げは一巡＝ロンドン為替

　週明けに、ドル指数は改めて上昇している。先週末は１０月を通じて上昇する動きに、やや調整が入った。しかし、調整の動きは長続きせず、週明けロンドン市場でドル指数が上昇している。東京午前の１０３．４２１を安値に、足元では１０３．６５５に高値を伸ばしている。ただ、先週末の調整を解消するには至っていない。

　米債利回りの上昇、不安定な株式相場、中東情勢の緊迫化、トランプ関税がインフレにつながる面やアジア貿易への打撃が懸念されることからアジア通貨売りにつながる面などがドル相場を下支えしている。米国の強い経済状況も金利見通しを通してドルが材料だが、きょうは米景気先行指数が発表される程度で、手掛かり難となっている。

ドルインデックス＝103.60(+0.11　+0.11%)