【QAあり】ウイングアーク1st、大企業を中心とした好調な受注を背景に増収増益を達成

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最新投稿日時:2024/10/11 08:17 - 「【QAあり】ウイングアーク1st、大企業を中心とした好調な受注を背景に増収増益を達成」(ログミーファイナンス)

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【QAあり】ウイングアーク1st、大企業を中心とした好調な受注を背景に増収増益を達成

投稿:2024/10/11 08:17

2025年2月期 第2四半期 [決算ハイライト]

田中潤氏(以下、田中):ウイングアーク1st代表の田中潤です。さっそくご説明を始めます。

2025年2月期第2四半期の実績です。上半期が終わったタイミングで、好調な売上により増収増益を達成しました。大企業や公官庁を中心とした需要を背景に当社のプロダクト「SVF」が好調を継続していることが要因の1つです。

そして先日、大企業向けのクラウド型統合基盤ソリューション「invoiceAgent Enterprise Cloud」を発表しました。こちらは2024年11月から提供を開始する予定です。

2025年2月期 第2四半期 [決算ハイライト]

決算ハイライトです。第2四半期の売上は前年同期比10.2パーセント増の148億7,500万円、EBITDAは前年同期比6.2パーセント増の56億6,700万円、当期利益は前年同期比6.0パーセント増の35億9,700万円と、売上利益ともに前年を上回っています。

2025年2月期 第2四半期 [EBITDAの増減要因]

EBITDAの増減要因です。スライドをご覧のとおり、売上が好調で費用の増加を吸収したかたちになります。

2025年2月期 第2四半期 [ソリューション別売上収益]

ソリューション別の売上収益です。帳票・文書管理ソリューション(BDS)は「SVF」が好調に推移しており、前年同期比で10.9パーセント増となっています。

「invoiceAgent」は、前年と同等水準になっております。スライドの数字はクラウドとライセンスを組み合わせたものですが、当社が注力しているクラウドは大きく増加したものの、ライセンスは前年度の大型案件の反動もあり、結果として前年と同等レベルの売上になっています。

BDSの「その他」には、今年当社グループに加わったトライサーブの売上が3億円程度組み込まれています。

データエンパワーメントソリューション(DE)は、「Dr.Sum」が好調に推移しており、クラウドでもオンプレミスでも大型案件をしっかりと受注できています。

「MotionBoard」はクラウドは増加したものの、前年度のライセンスの大型案件の反動で、前年同期比で若干マイナスとなっています。

2025年2月期 第2四半期 [Topics:BDS]

トピックスです。BDSについて、「SVF Cloud」は堅調に推移しております。「SVF(ライセンス/サービス)」も大企業や公官庁向けが好調に推移しており、非常に順調に伸びています。

2025年2月期 第2四半期 [Topics :DE]

「MotionBoard Cloud」は契約社数が順調に増加し、売上も伸びています。「Dr.Sum Cloud」も良い伸びを示しています。

2025年2月期 第2四半期 [契約区分別売上収益]

ライセンス/サービスは、先ほども述べましたが大企業や官公庁の需要が強く、前期比で8.7パーセントと増えています。当社が非常に重要視しているリカーリングもクラウドを中心に前期比11.3パーセント増と大きく伸びています。

保守継続率は、前期比で少しマイナスに見えるかもしれません。しかし、通期で同等水準にまで持っていくかたちで計画しています。

2025年2月期 第2四半期 [リカーリング収益推移]

リカーリング収益は非常に順調です。ライセンスも前年と比べて非常に伸びています。

2025年2月期 第2四半期 [クラウドサービス成長率]

当社の重要な指標の1つにクラウド成長率があります。クラウドサービスは成長率として非常に良い状態です。

2025年2月期 第2四半期 [利益指標]

利益指標についてです。EBITDA、当期利益ともに前年を上回り、堅調に推移しています。

2025年2月期 第2四半期 [財務健全性]

財務健全性についてです。引き続きNet cashになっており、財務レバレッジも非常に良い状態で推移しています。

事業ハイライト [BDS]

BDS事業のハイライトです。「invoiceAgent」については、さまざまなサービスを提供し、我々のパートナーであるエイトレッドの「ATLED Award 2023」において「Alliance of the year」を受賞しました。

事業ハイライト [BDS] invoiceAgent Enterprise Cloud

「invoiceAgent」で新たに「invoiceAgent Enterprise Cloud」というエンタープライズ向けのクラウドサービスをリリースすることになりました。

当社のお客さまには大手企業が非常に多いのですが、やはり大手企業のシステムはオンプレミスライセンスが非常に多いのです。一方、クラウドでのニーズが非常に増えており、それらにしっかり対応すべく、オンプレミスで培った技能をそのままクラウドに入れたかたちでの「invoiceAgent Enterprise Cloud」の提供を開始します。

「invoiceAgent Enterprise Cloud」は、1日で大量のリクエストや数万を超えるユーザー、数億を超える文書保管、数十万件以上の受配信ができるということで、大手企業の取引において非常に重要な基盤として提供できると見込んでいます。

事業ハイライト [DE]

DE事業のハイライトです。『日経コンピュータ(株式会社日経BP発行)』という雑誌で行われている顧客満足度調査のデータ分析・利活用支援ソフト/サービス部門で、当社は3年連続1位を獲得しております。お客さまからの評価が非常に高いことや、当社のプロダクトを使用しているお客さまが非常に多いことがわかるかと思います。

注力事業の進捗 [BDS]

注力事業の進捗および戦略投資の状況についてご説明します。BDSにおいては現在、「invoiceAgent」を注力事業としています。今年度はライセンスで大型案件がなく、前年よりもマイナスではあるものの、クラウドに関してはしっかりと伸びている状態です。

契約社数も伸びています。現状、伸び率が少々緩やかに見えるかもしれませんが、大手企業の顧客が非常に増えている傾向にありますので、売上の推移としては大きく伸びている状態です。

注力事業の進捗 [DE] DEクラウド

DEクラウドに関しては、データ活用のニーズが非常に堅調ですので、こちらをしっかり取り込みながら事業を進めています。

非構造化データと呼ばれている、通常は定型化されていないデータを現場で活かすことが必要になってきます。その中で、我々の強みとなっているデータ取り込みや入力機能を実際にお使いいただき成功しているお客さまが増えており、事例も発表しております。スライドの右側に一例を記載しています。

注力事業の進捗 [公共] Govlong

通期決算でもご説明しましたが、当社は公共領域に非常に注力しています。ちょうど昨日、自治体向けの業務総合プラットフォームとして「Govlong」というサービスを提供開始するというニュースリリースを出しました。「Govlong」は特に自治体を中心とした、公共において非常に重要な領域を占めるソリューションです。

これから自治体の中でさまざまな変革が行われますが、それらに対応するための各プロダクトの機能を揃えたソリューションです。自治体のDXをしっかりと実現するためのサービスとして提供していこうと考えています。

注力事業の進捗 [公共] Govlong 導入イメージ

すでに1つの事例があります。「Govlong」は政令指定都市クラスのお客さまで入札が無事に終了しており、導入に向けて準備を進めています。

マイナンバーのデータを利用した標準情報を匿名化し、さらにそれを統計処理して使用していくような業務でまずは使われることが決まっています。こちらのように、さまざまな業務において「Govlong」の導入を今後進めていこうと考えています。

戦略投資の状況

戦略投資の状況は、現状の執行額の見込みとして17億5,000万円を予定しており、進捗率は47.6パーセントとほぼ計画どおりとなっています。主な実施内容は開発強化やマーケティング強化です。

2025年2月期[業績予想]

2025年2月期の業績予想です。通期の着地予想としては、既に出している予想のとおり現状変更はなく、まずはここをしっかり目指して達成していこうと考えています。

質疑応答:上期の進捗具合について

質問者:上期の着地についてです。期初における上期の予想は特段なかったため、もし通期の計画に対する進捗として、計画どおりなのか、上振れや下振れがあるのか教えてください。併せて、セグメント別で「こちらはプラスだったが、こちらはマイナスだった」などあればご紹介いただきたいです。

藤本泰輔氏(以下、藤本):上期については、結論から言うとほぼ計画どおりで、想定どおりの着地となっています。第1四半期決算説明では、第1四半期と第2四半期で案件の期ずれがあったとお話ししましたが、今年度の上期は我々が受注したかった大きな案件も着実に取れているため、想定どおりの進捗できています。

そのため、各セグメントにおいても特に大きな変化はなく、それぞれのソリューションで、我々が意図した戦略を遂行できている状況です。

質疑応答:上期に寄与している大型案件の詳細について

質問者:「前年度は上期に大型案件が多かったため、前年との比較になるとハードルが少し高い」という話は期初からあったものの、上期もそこそこ大型の案件があったため問題ないとのことで、実際にそのような結果となりました。今年度の上期実績に寄与している大型案件について、補足があればお願いします。

藤本:ご指摘のとおり、前期は上期に大型案件が集中していたものの、実際は今年度においても上期偏重なのは前年度と同様です。特に今年度の第2四半期は「SVF」で大型案件があり、こちらも国・省庁案件で4億円程度の受注額です。

それに付随して「invoiceAgent」と「Dr.Sum」でも同じお客さまから数千万円単位の受注があったため、前年度は数件にわたって大きい案件があったことに対し、今年度は1つの大きな案件と、それに付随する案件があったという状況です。

そのため、相対的には今年度においても上期偏重と言いますか、上期のほうが強い数字にはなっているものの、下期においては案件をどのようにして刈り取っていくかが今後我々の目指すところです。

質疑応答:トライサーブとの連結における利益面でのインパクトについて

質問者:トライサーブの売上寄与は3億円程度とのことでしたが、利益面においてはおそらくプラス・マイナスゼロくらいではないかというイメージです。そのとおりなのか、もう少し上下しているのかなど、連結による利益面でのインパクトがあれば教えてください。

藤本:ご推察のとおり、ほぼトントンの状況です。トライサーブを獲得した意図は、公共領域のソリューションを提供するための会社として獲得しているため、利益貢献はあまり大きくありません。

配信元: ログミーファイナンス

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