ウォンテッドリー「ATS事業」へ参入、次世代型採用管理システム「Wantedly Hire」を海外同時展開

採用担当者の業務効率化と、最適なマッチングをサポート／担当者の70%が業務負担が多いと回答、悩みは「採用のミスマッチ」




ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー株式会社は、2024年10月9日（水）に、ATS（採用管理システム）事業を開始します。新事業では、企業の採用担当者向けのプロダクト「Wantedly Hire（ウォンテッドリー ハイアー）」を提供します。

現代の採用シーンに役立つ機能を多数搭載
Wantedly Hireは「現代の採用に最適化された、次世代型採用管理システム」です。採用プロセスの半自動化による選考スピードの高速化や、採用基準の標準化による構造化面接、さらに実効性の高いデータ構造による採用プロセス分析を実現します。

システムを各採用媒体と連携することで、候補者情報や、選考状況などを一元管理できます。柔軟性に優れた日程調整機能や、選考プロセス設計機能を搭載し、採用担当者の業務負担を軽減。担当者が採用業務に集中できるようにすることで選考スピードの上昇につなげ、採用のリードタイムを短縮します。さらに、求職者の見極めや、選考プロセス改善に役立つ機能も実装。自社にマッチする人材を採用しやすくするほか、選考の質も高めます。

新プロダクトは、Wantedlyの利用有無に関わらず、どなたでもご利用いただけます。システム上で管理できる候補者のデータ数や、連携可能な採用媒体数などに応じて利用金額が異なります。

採用管理システムは、2024年10月末から11月上旬にかけて、順次提供を開始します。まずはWantedly利用企業を中心に導入してもらうことを目指します。

日本でのサービス提供開始と同タイミングで、シンガポールを中心とした海外展開も予定しています。

採用を「より速く、より確実に、より柔軟に」
今日の採用市場では、求職者が有利な売り手市場が続いており、採用につなげるためには、スピードの速さと候補者の確実な見極めが大切です。また、様々な採用手法の登場によって採用プロセスが多様化しており、より柔軟な対応も求められるようになっています。

Wantedly Hireには、現代の採用シーンに求められる「速さ、確実性、柔軟性」の実現に役立つ機能を搭載しています。各機能の詳細な説明はサービスページをご確認ください。

１．より速く
- 採用業務の一部を半自動化で、担当者の負担を軽減。採用のリードタイムも短縮へ




システムが採用担当者の業務の一部を代わりに行います。たとえば、複数名の選考官の組み合わせをもとに日程調整を行うほか、対応が必要な候補者を通知するなどします。

また、繰り返しフローの設定も可能で、候補者対応をスムーズにします。応募があった際の対応をシステム上で登録しておくと、ワンクリックで、日程調整メールを送信できます。

業務の一部をシステムがフォローすることで、採用担当者の業務負担を軽減します。また選考スピードも加速し、採用のリードタイム短縮につなげます。

２．より確実に
- 構造化面接で、未経験面接官でも高精度の見極めが可能に




求人ごとに、柔軟に選考プロセスを設計できます。また、同一選考ステップ内に、人事面談や課題といった、複数アクションの設定が可能で、求人ごとに適した選考過程を用意できます。

さらに採用基準や、面接時の質問案のマスターデータの登録が可能で、候補者の見極めポイントを統一化。特定の職種においては、予めシステム内にサンプルデータを用意しており、すぐに構造化面接をスタートできます。

求人ごとに最適化された選考プロセスと採用基準で、担当者以外でも自社に最適な人材の見極めが容易となり、採用の確実性を高めます。

- データ分析で、プロセスの改善がカンタンに




データ分析機能も搭載します。不採用や選考辞退理由のデータ登録ができるため、定量的に分析をして、選考プロセスの改善につなげることができます。

また、採用の目標人数や期限などを設定すると、システムが選考ステップの通過率や滞在時間を予測し、選考の進捗を管理。目標が未達になりそうな場合はアラートを表示し、選考プロセスの改善を促します。

この他にも、応募経路別のパフォーマンスを分析できる機能を近日中に追加予定です。

３．より柔軟に
- 小回りが効く設計で、採用をもっと柔軟に




同一の選考ステップ内で「人事面談」や「課題提出」といった異なるアクションを設定できます。またアクションごとに日程調整の必要有無の設定や、評価を行うことも可能です。

ユーザーごとにアクセスできる情報に制限をかけるなどの権限管理を細かく実施できるほか、求人や候補者のグルーピングも柔軟に行うこともできます。

【ご参考】採用担当者の70％が「業務負担が多い」と回答。内定辞退や早期離職などの「採用のミスマッチ」に悩み
採用活動において、担当者の業務負担が多い傾向にあります。当社が今年の9月に実施した調査では、採用担当者のうち70％が「採用活動における業務負担が多いと感じている（とてもそう感じる＋そう感じる）」と回答しました。

業務負担が増加している背景には、採用市場における「売り手市場の定着」と「採用手法の多様化」が関係していると考えられます。売り手市場では、求職者が入社する企業を選びやすい状況にあるため、企業は、求職者一人ひとりと丁寧に向き合ったり、オウンドメディアやSNSでの情報発信を行うなどして、自社の魅力づけをすることが求められています。また今日では、選考前にフラットに話をする「カジュアル面談」や、自社社員が友人や知人を紹介する「リファラル採用」といった、これまでにはなかった採用手法も定着しつつあります。採用シーンの変化によって、新たな業務が発生しているほか、社内外との調整事も増加していることが、担当者の業務負担につながっていると考えられます。

採用活動の業務において負担に感じているものとして「候補者とのやりとり（メッセージ送信や日程調整、結果通知など）」が47%で最も多く、次いで「採用広報記事の発信」が42%、「スカウト文面作成および送信」が40%という結果となりました。

採用担当者の業務負担が大きいと、社内でのコミュニケーションがおろそかになり、選考体験や採用基準にバラつきが出てしまう可能性があります。その結果、求職者の見極めが不十分になり、内定辞退や早期離職といったミスマッチにつながってしまうことが懸念されます。

実際に、採用担当者に採用活動において感じている課題を聞いたところ「採用のミスマッチ（内定辞退や早期離職）」が43%で最も多い結果となっています。

当社は、ミッションとして「究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす」を掲げています。今回新たに提供を開始するWantedly Hireによって、採用担当者の業務負担を軽減し、求職者一人ひとりとの丁寧なコミュニケーションや、自社の魅力の発信といった、本来注力すべきことにフォーカスしてもらえるようにするほか、求職者の見極めもサポートし、最適なマッチングを実現します。







調査概要
- 調査名　：採用活動に関する調査
- 対象　　：採用担当者（Wantedly利用企業）
- 人数　　：159人
- 期間　　：2024年9月19日～9月26日
- 調査方法：インターネットによるアンケート調査
- 調査機関：ウォンテッドリー株式会社

※本調査結果の一部の回答率について、端数処理の都合上、合計が100にならないものがあります
※本リリースに記載のデータを記事等でご紹介いただける際には「出典：ウォンテッドリー株式会社」と明記ください

ウォンテッドリーについて
『究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす』。ウォンテッドリーは、あらゆる人がシゴトに没頭し成果を上げ、その結果成長を実感できるような、究極の適材適所を実現するビジネスSNS「Wantedly」を提供しています。2012年2月のサービス公式リリースから現在まで、登録会社数40,000社、個人ユーザー数400万人を突破しました。

2021年9月には、従業員の定着と活躍を支援するサービス群「Engagement Suite」の提供も開始しています。

ウォンテッドリーは、究極の適材適所の実現を目指すとともに、入社後の従業員の定着、活躍を支援するエンゲージメント事業を推進することで「はたらくすべての人のインフラ」となることを目指していきます。

＜会社概要＞
会社名 ：　ウォンテッドリー株式会社
URL ：　https://www.wantedly.com
本社所在地 ：　東京都港区白金台5-12-7 MG白金台ビル4F
代表取締役 ：　仲 暁子
設立　　　 ：　2010年9月

事業概要 ：　
400万人以上が利用するビジネスSNS「Wantedly」
- 気軽に会社訪問ができる Wantedly Visit
- 出会いを記録し活躍を共有する Wantedly People
- 自己理解を深め、強みを伸ばす Wantedly Assessment

ビジネス向け
- 採用マーケティング
- Engagement Suite（エンゲージメント スイート）
　- 福利厚生サービス「Perk」
　- オンライン社内報サービス「Story」
　- チームマネジメントサービス「Pulse」