“下値は堅い”ものの“上値の重さ”も引きずる…!? - ドル円

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最新投稿日時:2024/10/01 11:04 - 「“下値は堅い”ものの“上値の重さ”も引きずる…!? - ドル円」(武市佳史)

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“下値は堅い”ものの“上値の重さ”も引きずる…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2024/10/01 11:04

◆ 今度は“円売り戻し+ドル買い” - “方向感定まらず”は続く…


日経平均急落を背景にした“リスク回避→円買い”にて、一時“141.640円”まで下値を拡大したドル円。
しかし欧米タイムに入ると“巻き戻し”が先行し、下値を削っていきました。
さらにNYタイム終盤にはパウエルFRB議長が『利下げを急いでいない』旨を発言し、「米早期利下げ観測」は後退しています。
この影響にて米10年債利回りが“上昇(3.74%→3.80%)”する中、“143.920円”へと持ち直したドル円は、本日に入って“144円突破(本稿執筆時高値は144.122円)”を見せています。

◆ ただここから先は“動きづらい”…?


今朝方公表の日銀短観にて「2024年想定レート:145.15円」とされたことも、後を押した印象があります。
ただし“特徴なし(概ね想定通り)”との見方が広がる中では、どこまで上値を伸ばせるかは微妙といわざるを得ないところです。
そうなると「米ISM製造業景況指数&JOLTS求人件数」を見るまでは、一方向には動きづらい…?


短期金融市場を見た「11月0.50%利下げ」の確率は、再び“35%”へと低下しています。
“50%超”へと再拡大すれば“ドル売り”が再燃しないとも限りませんが、そうでなければやはり“下値の堅さ”を意識したいところでs。
ただし“上値の重さ”を引きずりながらになるとは見られますが…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

145.000(大台)
144.637(9/27~9/30の61.8%戻し)
144.589(月足・一目均衡表基準線)
上値5:144.476(週足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値4:144.399(100週移動平均線)
上値3:144.267(+1σ)
上値2:144.065(9/27~9/30の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、大台)
上値1:143.920(9/30高値)
前営業日終値:143.654
下値1:143.389(日足・一目均衡表基準線)
下値2:143.196(週足・一目均衡表先行スパン下限、9/30安値後の38.2%押し)
下値3:143.000(大台)
下値4:142.907(20日移動平均線、9/30安値後の50%押し)
下値5:142.588(9/30安値後の61.8%押し)
142.223(ピボット1stサポート、9/30安値後の76.4%押し)
142.000(大台)
141.796(-1σ)
141.640(9/30安値)

《10:40》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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