外為サマリー:144円台後半で推移、米PCEコア指数の発表控え模様眺め
30日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=144円86銭前後と前日の午後5時時点に比べて15銭程度のドル高・円安となっている。
29日に発表された4~6月期の米実質国内総生産(GDP)改定値や前週分の米新規失業保険申請件数が強い内容だったことで、ドル円相場は朝方に145円07銭をつける場面があった。ただ、総務省が公表した8月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)の伸びが前月から拡大したことが影響し、日銀の追加利上げが意識されるかたちで失速。国内輸出企業など実需筋とみられるドル売り・円買いも散見され、午前9時50分ごろには一時144円65銭まで軟化した。仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)を通過したあとは持ち直したものの、市場参加者の関心は今晩発表される米個人消費支出(PCE)コア指数に向かい上値は限定的。積極的な売買が手控えられるなか、午後は144円台後半で推移した。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1077ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0050ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=160円46銭前後と同60銭弱のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS
29日に発表された4~6月期の米実質国内総生産(GDP)改定値や前週分の米新規失業保険申請件数が強い内容だったことで、ドル円相場は朝方に145円07銭をつける場面があった。ただ、総務省が公表した8月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)の伸びが前月から拡大したことが影響し、日銀の追加利上げが意識されるかたちで失速。国内輸出企業など実需筋とみられるドル売り・円買いも散見され、午前9時50分ごろには一時144円65銭まで軟化した。仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)を通過したあとは持ち直したものの、市場参加者の関心は今晩発表される米個人消費支出(PCE)コア指数に向かい上値は限定的。積極的な売買が手控えられるなか、午後は144円台後半で推移した。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1077ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0050ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=160円46銭前後と同60銭弱のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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