ユーロポンドは５営業日連続の下げ＝ロンドン為替

ユーロポンドは５営業日連続の下げ＝ロンドン為替

　先週後半からユーロポンドは５営業日連続の下げとなっている。８月は当初、ユーロ買い・ポンド売りが強まったが、0.86台に乗せてからは上値が重くなり、流れが反転している。足元では0.8450付近で売買が交錯する攻防戦となっている。

　短期金融市場では、ＥＣＢが年内に６５ｂｐ程度利下げすることを織り込んでいる。一方、英中銀に関しては年内に４０ｂｐ程度の利下げ観測にとどまっている。このあたりの差異に市場は敏感に反応しているようだ。また、先週金曜日のジャクソンホール会議で、ベイリー英中銀総裁は「勝利宣言は時期尚早であるが、インフレが根強く残るリスクは後退」と述べていた。インフレ抑制について前向きの内容ではあったが、パウエル米ＦＲＢ議長が「政策調整の時が来た」９月利下げ開始を明言したことと比較すると利下げ姿勢はそれほど積極的ではない印象を与えた。

EUR/GBP　0.8457　GBP/USD　1.3208　EUR/USD　1.1171