後場に注目すべき3つのポイント~3連休前で上値重くなるも米国株を素直に好感

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最新投稿日時:2024/08/09 12:35 - 「後場に注目すべき3つのポイント~3連休前で上値重くなるも米国株を素直に好感」(フィスコ)

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後場に注目すべき3つのポイント~3連休前で上値重くなるも米国株を素直に好感

配信元:フィスコ
投稿:2024/08/09 12:35
*12:35JST 後場に注目すべき3つのポイント~3連休前で上値重くなるも米国株を素直に好感 9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

日経平均は大幅反発、3連休前で上値重くなるも米国株を素直に好感
・ドル・円は失速、日本株の伸び悩みで
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はリクルートHD<6098>

日経平均は大幅反発、3連休前で上値重くなるも米国株を素直に好感

日経平均は大幅反発。前日比549.08円高(+1.58%)の35380.23円(出来高概算12億8000万株)で前場の取引を終えている。

8日の米国株式市場は反発。ダウ平均は683.04ドル高(+1.76%)の39446.49ドル、ナスダックは464.21ポイント高(+2.87%)の16660.02、S&P500は119.81ポイント高(+2.30%)の5319.31で取引を終了した。週次失業保険申請件数が予想を下回ったため安心感が広がり、寄り付き後、上昇。労働市場や景気の悪化懸念が後退し、終日堅調に推移した。終盤にかけては、上げ幅を拡大し終了。

米国株の大幅高を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。為替も1ドル147円30銭台と前日比では円安ドル高に振れていることなどから、日経平均は35000円台で開始した後、35671.31円まで上げ幅を拡大した。買い一巡後は、3連休前などが意識されて上値が重くなったものの、上下の値幅は600円以下とやや落ち着きが見られた。なお、寄付きで算出された8月限オプション特別清算値(SQ値)は35661.68円(市場推定)。

日経平均採用銘柄では、事業売却報道を材料にトレンドマイクロ<4704>がストップ高買い気配となった。また、決算を材料に日揮ホールディングス<1963>が買われたほか、三井金属<5706>も今期純利益が65%増に上振れと伝わったことで買い優勢となった。このほか、伊藤忠<8001>レゾナック・ホールディングス<4004>コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>、ふくおか<8354>ソフトバンクグループ<9984>が買われた。

一方、7-9月期営業増益見通しの弱さが懸念されてネクソン<3659>が大幅安となったほか、資生堂<4911>、SUMCO<3436>が引き続ききつい下落。決算発表が嫌気されたニコン<7731>アマダ<6113>、バンナムHD<7832>も売り優勢となった。このほか、太陽誘電<6976>三菱電機<6503>ディスコ<6146>ダイキン<6367>ニチレイ<2871>が下落した。

業種別では、非鉄金属、石油・石炭製品、卸売業、サービス業、その他金融業などが上昇した一方、電気・ガス業、金属製品、陸運業、空運業、食料品などが下落した。

株式市場、為替市場ともに落着きが見られることから、指数重視の売買ではなく、決算発表中心の売買となりそうだ。本日は決算発表のピークを迎えることから、後場の取引時間中に出る決算銘柄への関心が高まりそうだ。12時台にDIC<4631>、13時台に大王紙<3880>、ENEOS<5020>、14時台に明治HD<2269>ブリヂストン<5108>などが予定されている。

■ドル・円は失速、日本株の伸び悩みで

9日午前の東京市場でドル・円は147円03銭から147円80銭まで値を切り上げたが、その後は147円半ばに失速した。日経平均株価は米国株の大幅高を受け序盤から強含んだが、その後は伸び悩む展開に。日本株高を好感した円売りは抑制されている。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円03銭から147円80銭、ユーロ・円は160円53銭から161円37銭、ユーロ・ドルは1.0911ドルから1.0924ドル。

■後場のチェック銘柄

麻生フオームクリート<1730>Chordia Therapeutics<190A>など、18銘柄がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます

・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はリクルートHD<6098>

■経済指標・要人発言

【経済指標】

・日・7月マネーストックM3:前年比+0.9%(6月:+1.0%)
・中・7月消費者物価指数:前年比+0.5%(予想:+0.3%、6月:+0.2%)
・中・7月生産者物価指数:前年比-0.8%(予想:-0.9%、6月:-0.8%)

【要人発言】

・バーキン米リッチモンド連銀総裁
「労働市場の伸びは安定してきたが、雇用増加は継続している」
「失業率は上昇する可能性が強い」
「賃金の伸び鈍化は労働市場の正常化を示唆」
「経済が正常化しているかどうか判断する時間が必要」

<国内>
・特になし

<海外>
・15:00 独・7月消費者物価指数改定値(前年比予想:+2.3%、速報値:+2.3%)

<CS>
配信元: フィスコ

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