理想科学、上期経常を一転20％増益に上方修正、通期も増額

　理想科学工業 <6413> [東証Ｐ] が7月30日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比97.4％増の24.9億円に拡大した。
　併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の19億円→28億円(前年同期は23.4億円)に47.4％上方修正し、一転して19.5％増益見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の51億円→61億円(前期は62億円)に19.6％上方修正し、減益率が17.8％減→1.6％減に縮小する見通しとなった。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の5.4％→9.9％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第１四半期連結累計期間の業績及び今後の事業環境を反映して、第２四半期累計期間及び通期の連結業績予想を上方修正いたしました。　期初の想定に比べて円安が続く見込みであることから業績予想を修正いたします。　本業績予想の見通しにおける通期の想定為替レートは、１米ドル150円、１ユーロ162円としました。期初の想定に比べ、１米ドル5円の円安、１ユーロ7円の円安となります。　なお、当第１四半期連結累計期間において、日本では価格改定に伴う前倒し需要がありましたが、第２四半期にはその反動により販売が減少すると予想しております。（注）この資料に記載されている業績などの予想数値につきましては、本資料の発表日現在で得られた入手可能な情報に基づいて作成したものであり、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。