◆ さらに“巻き戻し”進行 - 一時“155円台”
いわゆる「トランプトレード」がもう一段巻き戻される中、昨日は茂木・自民党幹事長による「日銀利上げ催促発言」も加わりました。
このためキャリートレード絡みの“円売り”が一段と巻き戻される格好となり、ドル円は“155円台”へと再び押し下げられています。
一方で米10年債利回りは緩やかに上昇しており、対ユーロでは“ドル買い”が目立つなど、それほど緩んでいるわけではありません。
このためポジション調整の一環と見るのが自然な状況であり、ドル円も節目の“155円ライン”を前に足踏みしているというのが実状といえます。
◆ こうなると“もう一段”は意識せざるを得ないが…?
昨日発表の米中古住宅販売件数は“予想を下回り(389万件)”、一方で米2年債入札(690億ドル)は“良好”でした。
このため米10年債利回りは“上値の重さ”が意識されやすく、場合によっては“円売り”がさらに巻き戻される展開には注意が必要といえます。
特に本日は各国で製造業/サービス業PMIが予定されていますが、欧・英は“上昇”、米国は“低下”が見込まれているだけに、なおさらといえます。
ただテクニカル的に見ると、“心理的な節目(155円ライン)”の手前に“100日移動平均線(本日は155.387円)”が控えています。
“日足・一目均衡表の雲(同155.883-156.276円)”を一時下回ったとはいえども、それでどこまで加速できるかは微妙なところ…?
前記したように“もう一段の巻き戻し”に比重を置かなければならなくなりつつありますが、それでもまだ“自ずと下値は限定的”との見方は堅持したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
156.984(7/19~7/23の61.8%戻し、大台)
156.713(7/19~7/23の50%戻し)
156.626(ピボット1stレジスタンス)
上値5:156.441(7/19~7/23の38.2%戻し)
上値4:156.276(日足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:156.000(大台)
上値2:155.883(日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値1:155.746(20週移動平均線)
前営業日終値:155.642
下値1:155.563(7/23安値)
下値2:155.366(7/18安値、100日移動平均線)
下値3:155.119(6/7安値、ピボット1stサポート)
下値4:155.000(大台、-2σ)
下値5:154.783(6/5安値)
154.527(6/4安値、ピボット2ndサポート)
154.000(大台)
《10:40》
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