◆ “方向感定まらず”は何ら変わっていない… - パウエル議会証言
注目の「パウエル議会証言」は、米年内利下げに前向きな姿勢が示されたものの、利下げ時期に関する言及はありませんでした。
これをマーケットは“期待ほどハト派ではない”と認識し、“米10年債利回り上昇→ドル買い”が緩やかに進行しました。
もっとも質疑応答に入ると“想定ほどタカ派でもない”との思惑も台頭するなど、まだ“方向感が定まった”とはいいがたいのが実状ともいえます。
◆ このため“動きづらい”が基本ということになるが…?
「パウエル議会証言」は本日も行われますが、昨日の上院とは“大差ない”と見るのが自然といえます。
そうなると米国サイドの材料としては、明日の「米CPI」を見るまでは動きづらいと見るのが妥当なところ…?
一方で日本サイドとしては昨日から「日銀・債券市場参加者会合」が行われており、様々な意見が飛び交っています。
こちらも“方向感が定まった”とはいいがたいところですが、仮に「減額幅増額」といった思惑でも台頭するようなことがあると、一気に“円買い(戻し)”へ傾斜しないとも限らない…?
基本的には“動きづらい”と見るものの、リスクに関しては本日は“上よりも下”と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
162.700(86/12/23高値)
162.407(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:161.951(7/3高値《年初来高値》、ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値4:161.747(7/3安値後の戻り高値)
上値3:161.674(7/4高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:161.516(7/9高値)
上値1:161.465(+1σ)
前営業日終値:161.284
下値1:161.105(日足・一目均衡表転換線)
下値2:161.035(7/8~7/9の38.2%押し、大台)
下値3:160.887(7/8~7/9の50%押し、ピボット1stサポート)
下値4:160.732(7/9安値、7/8~7/9の61.8%押し)
下値5:160.478(7/8安値後の押し目)
160.393(ピボット2ndサポート)
160.258(7/8安値)
160.055(ピボットローブレイクアウト)
159.951(6/24~7/3の61.8%押し、20日移動平均線、大台)
《10:45》