◆ やや“利益確定売り”先行… - 一時“161円割れ”も
「米国休場」の関係から“流動性低下”が進行する中、昨日は“利益確定売り”もやや目立ちました。
「米経済減速」を示す経済指標が相次いだことで、注目の「米雇用統計」を前に“一旦のポジション調整”が入ったと見られるところです。
一方で「日米金利格差は当面高水準を維持」との思惑は根強く、いわゆる“円売り安心感”は緩んでおりません。
このため連日の“161円割れ(安値は160.945円)”は見られるものの、“崩れる”には至っておらず、すぐさま“161円台”に値を戻して、昨日の取引を終えています。
◆“弱め→ドル売り”が基本路線だが…? - 米雇用統計
こうして“下値は堅いが、上値も重い”を地で往く動きを見せる中、本日はその「米雇用統計」が予定されています。
事前予想は「非農業部門雇用者数(+19.0万人)」「失業率(4.0%)」「平均時給(前年比+3.9%)」といずれも“前月より弱め”ですが、まずはここからの“乖離具合”が注目ということになります。
ただ直近の米雇用関連指標は「JOLTS求人件数」を除き“軒並み弱め”でしたので、短期金融市場では「米9月利下げ」を“70%強”、「年内2回利下げが」を“70%弱”の確率ですでに織り込んでいます。
基本的には“弱め→米早期利下げ観測→ドル売り”“強め→巻き戻し→ドル買い”と見ますが、このすでに織り込まれている点がどう捉えられるか…?
もっとも仮に“弱め”になったとしても、前記「日米金利格差は当面高水準を維持」がある以上、“円売り安心感”が緩む展開は想定しづらいところです。
現在開票作業中の「英総選挙」、週末に決選投票が行われる「仏総選挙」絡みの“リスク回避”でも台頭しなければ、そう簡単に下値を拡大できないとは見ますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米雇用統計が予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。
163.000(大台)
162.870(+2σ)
162.700(86/12/23高値)
上値5:162.381(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:162.027(ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値3:161.951(7/3高値《年初来高値》)
上値2:161.747(7/3安値後の戻り高値)
上値1:161.674(7/4高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:161.276
下値1:161.033(+1σ、大台)
下値2:160.945(7/4安値、ピボット1stサポート)
下値3:160.730(7/1安値、7/3安値、6/24~7/3の38.2%押し水準)
下値4:160.571(日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値5:160.333(6/24~7/3の50%押し、6/12~7/3の23.6%押し)
160.262(6/28安値)
160.194(ピボットローブレイクアウト)
159.951(6/24~7/3の61.8%押し、大台)
159.609(6/26安値)
159.442(6/12~7/3の38.2%押し)
《10:40》
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