テリロジーHD Research Memo(2):テリロジーが2022年11月に単独移転の方式により設立した持株会社

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最新投稿日時:2024/07/04 16:22 - 「テリロジーHD Research Memo(2):テリロジーが2022年11月に単独移転の方式により設立した持株会社」(フィスコ)

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テリロジーHD Research Memo(2):テリロジーが2022年11月に単独移転の方式により設立した持株会社

配信元:フィスコ
投稿:2024/07/04 16:22
*16:22JST テリロジーHD Research Memo(2):テリロジーが2022年11月に単独移転の方式により設立した持株会社 ■会社概要

1. 会社概要
テリロジーホールディングス<5133>は、テリロジーが2022年11月1日付で単独移転の方式により設立した持株会社である。独立系ITテクノロジー企業グループとしてネットワークセキュリティ関連やソリューションサービス関連を中心に展開し、産業や社会のDXに貢献するとともに、M&Aも積極活用しながら、「独立自尊を旨とするユニークなICT企業集団」の形成を推進している。

2024年3月期末時点の本社所在地は東京都千代田区九段北、総資産は6,898百万円、純資産は2,564百万円、自己資本比率は36.7%、発行済株式数は17,111,742株(自己株式715,400株を含む)である。なお、2022年8月に兼松エレクトロニクス(株)と資本業務提携し、兼松エレクトロニクスが同社の第2位株主(持株比率5.22%)となっている。

グループは2024年4月1日時点で、持株会社である同社、連結子会社6社(持株会社設立によって完全子会社となったテリロジーのほか、(株)テリロジーワークス、(株)テリロジーサービスウェア、(株)IGLOOO、クレシード(株)、ログイット(株))、及び持分法適用関連会社2社(2020年4月に設立したベトナムの合弁会社VNCS Global Solution Technology Joint Stock Company、2023年5月に20%出資したアイティーエム(株))の合計9社で構成されている。

なお、2023年10月に子会社化した(株)エフェステップについては、クレシードが2024年4月1日付で吸収合併した。テリロジーワークスは2024年6月1日付で商号を(株)コンステラセキュリティジャパンに変更した。

2. 沿革
1989年7月にテリロジーを設立し、エンタープライズネットワーク事業を開始した。その後、保守サービス事業、ソリューションビジネス事業、ブロードバンドネットワーク事業なども開始して業容を拡大した。シリコンバレーやイスラエルなど海外新興IT先端企業の製品取扱が主力だが、同社グループオリジナル製品の拡大も推進している。具体的には、2012年6月にソフトウェア型プローブ製品「momentum」の販売を開始、2015年7月に同社グループオリジナルサービスとして運用監視クラウドサービス「CloudTriage」の販売を開始、2018年7月に同社グループオリジナル製品としてRPA(Robotic Process Automation)ツール「EzAvater」などの販売を開始している。

株式関係では、テリロジーが2004年12月にジャスダック証券取引所に上場、2010年4月のジャスダック証券取引所と大阪証券取引所(以下、大証)の合併に伴って大証ジャスダックに上場、2013年7月の大証と東京証券取引所(以下、東証)の市場統合に伴って東証JASDAQに上場、2022年4月の東証の市場区分見直しに伴ってスタンダード市場へ移行した。そして2022年11月1日付でテリロジーが単独株式移転によって持株会社テリロジーホールディングスを設立し、同社が東証スタンダード市場に新規上場(テリロジーは完全子会社となって上場廃止)した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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