ユーロ買い、欧州株上昇 仏政治リスクまだ残るがひとまず一服の動き=ロンドン為替概況

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最新投稿日時:2024/07/01 20:20 - 「ユーロ買い、欧州株上昇 仏政治リスクまだ残るがひとまず一服の動き=ロンドン為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

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ユーロ買い、欧州株上昇 仏政治リスクまだ残るがひとまず一服の動き=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/01 20:20
ユーロ買い、欧州株上昇 仏政治リスクまだ残るがひとまず一服の動き=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ユーロ高水準での推移。先週末の仏国民議会選挙でルペン氏率いる極右勢力が第1党となることが確実となったが、絶対多数を占めるには至らない状況となっている。週明けの東京市場はユーロ買いで取引を開始した経緯がある。ロンドン市場でも朝方にユーロドルは1.07台後半、ユーロ円は173円台半ば近辺などへと高値を伸ばした。欧州株先物の上昇とともに仏CAC指数が一時2.8%の大幅高となった。独仏債利回り格差も縮小してスタート。ひとまず政治リスクが一服した格好となった。ただ、依然として独仏債への売り圧力が残っているほか、仏CAC指数の上げ幅も半減している。過半数を占める勢力がいないことで、7日には決戦投票が行われる予定だ。まだ、不透明な状況は続きそうだ。足元ではユーロ高水準で売買が交錯している。ポンド相場はユーロに追随した動き。ポンドドルは1.26台半ばから後半へ、ポンド円は203円台半ばから204円台乗せへと買われている。ただ、ロンドン時間に入ってからば対ドルと同様に売買が交錯している。ドル円は欧州通貨に主導権を取られた格好で、161円を挟む水準での揉み合いが続いている。4日には米国が独立記念日で休場となるなか、英国では総選挙が実施される。今週は欧州に視線が集まりそうだ。

 ドル円は161円台前半での取引。東京早朝の160.63近辺を安値に、東京午前には161.19近辺まで買われた。その後は161円を挟んでの上下動が続いている。先週のトランプ対バイデンのTV討論会でトランプ氏優勢となった後、ドルが買われた余韻が残っているようだ。

 ユーロドルは1.07台半ばでの取引。東京早朝の1.0711近辺を安値に、ロンドン朝方には1.0776近辺まで高値を伸ばした。その後は1.07台半ばから後半で揉み合っている。ユーロ円は東京早朝の172.28近辺を安値に買われ、ロンドン朝方には173.47近辺に高値を伸ばした。ユーロ発足以来の最高値を更新している。その後は、173円台前半に高止まりしている。対ポンドでは目立った方向性を示していない。ユーロ圏製造業PMI確報値は45.8と小幅に上方改定された。一連のドイツ各州ごとの消費者物価指数は伸びが鈍化した。日本時間午後9時には6月のドイツ全国版消費者物価指数速報が発表される。

 ポンドドルは1.26台後半での取引。東京早朝の1.2637近辺を安値に、ロンドン朝方には1.2689近辺に高値を伸ばした。その後は1.26台後半での取引が続いている。ポンド円は東京早朝の203.26近辺を安値に買われ、高値を204.26近辺に伸ばしている。足元では204円台前半に高止まりしている。ユーロポンドは0.8481-0.8499のレンジ取引。ややポンドが堅調。英製造業PMI確報値は50.9と下方修正されたが、反応薄だった。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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