【本日の見通し】介入警戒感も地合いは堅調

【本日の見通し】介入警戒感も地合いは堅調

　ドル円は節目の160円を超え、さらに介入が入った4月29日に付けた160円17銭を超えたことでストップロス注文を巻き込んで上昇。160円80銭台まで上値を伸ばした。介入警戒感が広がっているが、神田財務官が「過度な変動があれば適切な対応取る」などの発言を行った際の反応が限定的なものに留まるなど、現水準前後での介入は難しいのではとの思惑が広がっており、もう一段の上昇が見込まれている。

　160円台前半がしっかりするようだと、161円台トライの可能性が広がる。市場は金曜日の米PCEデフレータを確認した後になるのではとの見通しや、水準的には163円台当たりで派との思惑が広がっており、もう一段の上昇余地。

　ユーロドルはドル高の中で1.06台での推移。ただ1.06台での売りはゆっくりとしたものとなっている。1.0650割れで動きが強まるかどうかを確認したい。

　ユーロ円はドル円の上昇もあり、171円台後半での推移。ドル円の堅調地合いからクロス円ももう一段の上昇を意識。

MINKABU PRESS 山岡和雅