ドル円159.90円まで急伸 豪州月次CPI予想以上に上昇、世界的なインフレ再加速を警戒

ドル円159.90円まで急伸　豪州月次CPI予想以上に上昇、世界的なインフレ再加速を警戒

円全面安。豪州の月次CPIが予想以上に上昇。5月+4.0%と前月の+3.6%から伸びが加速、昨年11月以来の高水準となった。トリム平均コア指数は前月の+4.1%から+4.4%に上昇した。ブロック豪中銀総裁は先日、インフレを中銀目標範囲に戻すには「道のりはまだ長い」と述べ、タカ派姿勢を維持したこともあり、月次CPI上昇を受け豪中銀の年内追加利上げ観測が高まっている。

きのう発表されたカナダの5月CPIの伸びが予想外に加速したこともあり、金利差で円がさらに下落しやすい状況に。豪ドル円は106.60円台まで急伸、ドル円も159.90円まで上昇した。追加利上げが警戒され豪州株は1%安と下げ幅を拡大している。