*14:29JST 高島 Research Memo(9):2024年3月期は特別配当などにより大幅増配
■株主還元策
高島<8007>は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の1つとして認識している。2024年3月期に関しては1株当たり60.0円の配当(中間20.0円、期末25.0円、特別配当15.0円)を行った。中間配当に関しては、2024年3月期第2四半期の業績が好調だったことを受け、当初の配当予想から2.5円増配した。期末配当に関しても固定資産売却益を計上したことを受けた特別配当を実施したことにより、当初の予想から15.0円増配となった。なお、2023年10月1日を効力発生日として普通株式1株につき4株の割合で株式分割を実施している。2025年3月期においては、1株当たり45.0円の年間配当(中間20.0円、期末25.0円)を見込んでいる。
2026年3月期までの上場維持基準の適合に向けた取り組みでは、総還元性向50%(連結配当性向40%以上、機動的な自己株式の取得・消却、総還元額の下限を5億円に設定することによる)を基本方針として掲げ、株主還元の強化策を実行している。2024年3月期の株主還元実績は、総還元性向40.4%、連結配当性向22.0%となった。目標値を下回る結果となったものの、これは2024年1月に実施した固定資産の譲渡に伴い特別利益を計上したことが要因である。親会社株主に帰属する当期純利益から当該固定資産の譲渡による特別利益の影響額を除いて計算した連結配当性向と総還元性向は、それぞれおおむね52.3%、おおむね58.5%となっており、同社の株主還元を充実させる方針は変わっていない。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<HN>
高島<8007>は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の1つとして認識している。2024年3月期に関しては1株当たり60.0円の配当(中間20.0円、期末25.0円、特別配当15.0円)を行った。中間配当に関しては、2024年3月期第2四半期の業績が好調だったことを受け、当初の配当予想から2.5円増配した。期末配当に関しても固定資産売却益を計上したことを受けた特別配当を実施したことにより、当初の予想から15.0円増配となった。なお、2023年10月1日を効力発生日として普通株式1株につき4株の割合で株式分割を実施している。2025年3月期においては、1株当たり45.0円の年間配当(中間20.0円、期末25.0円)を見込んでいる。
2026年3月期までの上場維持基準の適合に向けた取り組みでは、総還元性向50%(連結配当性向40%以上、機動的な自己株式の取得・消却、総還元額の下限を5億円に設定することによる)を基本方針として掲げ、株主還元の強化策を実行している。2024年3月期の株主還元実績は、総還元性向40.4%、連結配当性向22.0%となった。目標値を下回る結果となったものの、これは2024年1月に実施した固定資産の譲渡に伴い特別利益を計上したことが要因である。親会社株主に帰属する当期純利益から当該固定資産の譲渡による特別利益の影響額を除いて計算した連結配当性向と総還元性向は、それぞれおおむね52.3%、おおむね58.5%となっており、同社の株主還元を充実させる方針は変わっていない。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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