ＥＣＢ議事録（4月11日開催分） ６月会合で緩和政策開始の可能性大

ＥＣＢ議事録（4月11日開催分）
６月会合で緩和政策開始の可能性大
それまでに入手した追加的な証拠により、３月時点の予想に盛り込まれた中期的なインフレ見通しが確認されれば
数人のメンバーは、今回の会合ですでに政策金利を引き下げる根拠が十分に得られたと確信
インフレ目標をアンダーシュートし、最終的に活動低下という高すぎる代償を支払わなければならなくなるリスクは、早すぎる行動で目標をオーバーシュートするリスクと少なくとも同じくらい高いと考えられるようになった
インフレ目標へのタイムリーかつ持続的な回帰のさらなる証拠を見極め、十分な確信を得るために、次回の会合まで待つというのが大方のコンセンサス
メンバーは、見通しを確認する、あるいは見通しの変更を示す更なる証拠を６月まで待つことの価値を強調
メンバーは、全ての会合で完全なオプション性を持つデータ依存のアプローチを維持することが正当化されると強調
データ依存とは、多くの指標がたどる道筋はでこぼこしている可能性が高いため、１つのデータに過度に注目しないことを意味する
メンバーは、市場がＥＣＢのコミュニケーションと反応機能を理解し、6月会合での利下げの可能性に備えていると感じた