ドル円、一時153円台まで戻す あくまで単月の数字 インフレ改善を伴う必要も=NY為替

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

最新投稿日時:2024/05/04 00:08 - 「ドル円、一時153円台まで戻す あくまで単月の数字 インフレ改善を伴う必要も=NY為替」(みんかぶ(FX/為替))

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

ドル円、一時153円台まで戻す あくまで単月の数字 インフレ改善を伴う必要も=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/05/04 00:08
 ドル円はその後に買戻しも見られ、153円台まで戻す場面が見られている。朝方はこの日発表の米雇用統計を受けてドル売りが強まった。非農業部門雇用者数(NFP)は17.5万人増と基準の20万人を割り込み、予想も大きく下回った。失業率も3.9%に悪化したほか、注目の平均時給も前年比3.9%と4%を下回り、21年6月以来の低水準に鈍化している。

 雇用の冷え込みを示す数字であり、短期金融市場では年内2回の利下げ期待を完全に織り込む動きが一時復活していた。ドル円は、米国債利回りも急低下し、上値では介入警戒感もある中、ロング勢の見切り売りが強まっていたようだ。ただ、下値では根強い買いも依然として見られている。今週は160円台まで急上昇する場面も見られたが、財務省の介入観測が2回あり、そこから急落している。150円に接近すればさすがに値ごろ感も出そうだ。

 米雇用統計だが、幾分か熱気が冷めつつあることが示唆された。しかし、パウエルFRB議長が金融政策での対応を正当化するとした予想外の軟化には相当しないと見られている。「早期の利下げを期待する向きには、雇用者数の伸び減速は朗報だ。賃金上昇ペースの鈍化はさらに喜ばしいニュースだろう。しかし、あくまで単月の数字で、FRBが利下げの検討を早めるには、この種のデータが数カ月続き、インフレ統計の改善も伴う必要がある」との指摘も出ている。

 今週は、第1四半期の雇用コスト指数や単位労働コストなど、労働需給に幾分緩和が見られながらも賃金上昇圧力が依然続いていることを示す統計が相次いでいた。

USD/JPY 152.91 EUR/JPY 164.71
GBP/JPY 191.88 AUD/JPY 101.13

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

みんかぶおすすめ