◆ 到頭“155円”突破! - “1990年6月以来の高値”
超えたー!
「円買い介入」への警戒感が燻り続けているものの、怖いもの見たさの「介入催促相場(いわゆる肝試し相場)」が続いたからです。
特に『日銀は追加利上げを急がない』との思惑は根強く、「日米金利格差」あるいは「日米金融当局の立ち位置の違い」として捉えられている印象は否めないところです。
これが“仕掛け的な動き”へとつながったことで、ドル円は到頭“1990年6月以来”となる“155円台”へと駆け上がりました。
もっとも超えたにしては、懸念されたほど“ストップロス”が絡んでいないのが実状でもあります。
このため“155円台”は終値ベースで維持されているものの、“155.447円”で高値は留められるなど、まだ“上値の重さ”を引きずっているのが実状といえます。
◆ 「円買い介入」への警戒感はより増しているが…?
迎え撃つのは本日も「円買い介入」ということになりますが、本稿執筆時にはまだ「実弾介入」は実施されておりません。
『(為替について)終始ノーコメント』を貫いた今朝方の鈴木財務相の姿勢からは“却って不気味”との思惑もありますが、実際に入らない以上は…?
過去の経緯を振り返ると、「円買い介入」が24年ぶりに実施された“一昨年(2022年9月22日)”というのは、まさに「日銀会合当日」でした。
そして今回も“本日-明日”の予定で、「日銀会合」が開催されます。
そこで一部で期待される「追加利上げ」等が示されれば問題ありませんが、そうでなければ“円売り”が加速しないとも限らないだけに、デジャブとなる可能性は相応にありそうです。
ただ逆にいえば、結果がまだ出ていない本日に関しては“踏み切れない”という可能性が否めないところです。
◆ ただオーダー状況は心もとない…!?
“155.40-50円”には「ドル売り(円買い)オーダー」が散見されていますが、その規模はそれほど大きくはないと聞き及んでいます。
そうなると次なるポイントは“155.90-156.00円”ということになりますが、「結果を見極めたい」との思惑は買い方も売り方も同じです。
そうなると「そこまで放置するか…?」は微妙ではあるものの、本日も“疑心暗鬼”のままで放置するのか…?
神経質な攻防戦、個人的には“本番は明日”と見ていますが、その結果やいかに…?
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
157.890(90/5/9高値)
157.280(90/5/10高値)
156.980(90/5/11高値、大台)
156.225(+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値5:156.000(大台)
上値4:155.870(90/6/25高値)
上値3:155.798(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:155.576(ピボット1stレジスタンス)
上値1:155.450(90/6/26高値)
前営業日終値:155.355
下値1:155.000(大台)
下値2:154.935(ピボット1stサポート)
下値3:154.737(4/24安値、+1σ、4/19~4/24の38.2%押し)
下値4:154.550(4/23安値、ピボット2ndサポート)
下値5:154.483(4/19~4/24の50%押し)
154.391(4/22安値)
154.313(4/12~4/24の38.2%押し、4/19~4/24の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
154.225(日足・一目均衡表転換線)
153.985(4/12~4/24の50%押し、大台)
153.630(4/5~4/24の38.2%押し、4/12~4/24の61.8%押し)
153.588(4/19安値)
153.275(20日移動平均線)
153.038(4/15安値、4/5~4/24の50%押し、大台)
《10:55》
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