“神経質な揺れ動き”に要注意…!? - ドル円
予想に反して、“もう一段”が見られた…。
“5%超(5.28%)”となった「春闘の第1回集計」を経て、「日銀3月マイナス金利解除」は既定路線と化しています。
このため一時“146.042円”へと値を落とす場面が見られましたが、その後は“材料出尽くし”との思惑が台頭しています。
一方で先週末の米経済指標は“弱め”が相次ぎましたが、強めとなった前日の米PPIの影響もあり、反応は限定されています。
このためその後は“円売り”が目立つ展開となっており、NYタイム中盤には“149円台(高値は149.162円)”へと駆け上がると、概ねそのままの水準にて、先週末の取引を終えています。
◆ “膠着”が基本と見るが…?
明日に「日銀会合」、明後日に「FOMC」を控えるスケジュール感となりますので、目先は“膠着”が基本ということになりそうです。
ただ「日銀3月マイナス金利解除」が既定路線とはいえども、「YCC政策の行方やETF/J-REITの取り扱い」に関しては、依然として不透明な部分が多々あります。
そうなると“神経質な揺れ動き(乱高下)”にならないとも限らず、場合によっては“もう一段の上値模索”となる可能性も…?
「マイナス金利解除後の利上げは緩慢」と見る筆者にとっては、“もう一段の上値模索”が基本と考えます。
ただビッグイベントを控える状況下での“決め打ち”は、逆方向に動けば“致命傷”にもなりかねない諸刃の剣です。
テクニカル的には“20日移動平均線”とほぼ重なる“3/7高値(149.366円)”を明確に上抜けるかがポイントと考えますが、予断を持つことなく、臨機応変な対応で臨みたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
150.883(2/13高値《年初来高値》、2/28高値)
150.716(3/1高値、+1σ)
150.547(3/5高値、ピボットハイブレイクアウト)
150.079(3/6高値)
上値5:150.000(大台)
上値4:149.869(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:149.455(ピボット1stレジスタンス)
上値2:149.366(3/7高値、20日移動平均線)
上値1:149.162(3/15高値、2/28~3/8の61.8%戻し)
前営業日終値:149.042(大台)
下値1:148.682(日足・一目均衡表基準線)
下値2:148.528(50日移動平均線)
下値3:148.390(週足・一目均衡表転換線)
下値4:148.280(日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値5:148.137(3/8~3/15の38.2%押し、-1σ)
148.042(3/15安値、大台)
147.821(3/8~3/15の50%押し)
147.619(100日移動平均線、ピボット2ndサポート)
147.505(3/8~3/15の61.8%押し)
147.427(3/14安値、20週移動平均線)
147.232(3/13安値、ピボットローブレイクアウト)
147.114(日足・一目均衡表先行スパン上限)
《10:25》
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