クラボウ---3Q化成品事業、環境メカトロニクス事業、食品・サービス事業は売上高・利益ともに増加

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最新投稿日時:2024/02/09 10:56 - 「クラボウ---3Q化成品事業、環境メカトロニクス事業、食品・サービス事業は売上高・利益ともに増加」(フィスコ)

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クラボウ---3Q化成品事業、環境メカトロニクス事業、食品・サービス事業は売上高・利益ともに増加

配信元:フィスコ
投稿:2024/02/09 10:56
*10:56JST クラボウ---3Q化成品事業、環境メカトロニクス事業、食品・サービス事業は売上高・利益ともに増加 クラボウ<3106>は8日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.8%減の1,129.74億円、営業利益が同2.7%減の63.08億円、経常利益が同8.2%減の74.31億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同16.1%減の46.97億円となった。

繊維事業の売上高は前年同期比11.3%減の384.88億円、コストアップの影響もあり営業損失は4.40億円(前年同期は6.92億円の利益)となった。糸は、原料改質技術を活用した高機能製品「NaTech(ネイテック)」などがインナー向けで順調に推移したが、ブラジル子会社が市況悪化の影響を受けて低調で、また、タイ子会社のデニム向けやインドネシア子会社のインナー向け及び靴下向けの受注が減少し、減収となった。テキスタイルは、ユニフォーム向け素材は、為替の影響等によるコストアップと、価格転嫁による受注の減少もあり低調に推移したが、カジュアル向け素材は、店頭販売が好調な製品用の追加受注などもあり、増収となった。繊維製品は、顧客の在庫調整などの影響を受けて受注が減少し、減収となった。

化成品事業の売上高は同1.7%増の456.97億円、営業利益は同5.3%増の28.79億円となった。軟質ウレタンは、自動車内装材向けでは、中国子会社が低調に推移したが、自動車生産の回復などに伴い、国内及びブラジル子会社の受注が順調で増収となった。機能樹脂製品は、太陽電池や自動車向けの機能フィルムの受注が回復したが、半導体需要の鈍化の影響を受けた半導体製造装置向け高機能樹脂加工品の受注が減少し、減収となった。住宅用建材は、断熱材の販売が順調に推移したが、防熱工事が減少したことにより、減収となった。不織布は、マスクや自動車用フィルター向けの受注が減少し、減収となった。

環境メカトロニクス事業の売上高は同18.3%増の186.97億円、営業利益は同57.6%増の23.46億円となった。エレクトロニクスは、部品供給不足の緩和により膜厚計などが順調だったが、基板検査装置は低調に推移し、また、子会社の半導体洗浄装置の受注額が減少し、減収となった。エンジニアリングは、排ガス処理設備や半導体業界向け薬液供給装置が順調に推移し、また、子会社でも医薬品製造業界向け設備の大型案件があり、増収となった。バイオメディカルは、撹拌脱泡装置の海外向け販売が好調で増収となり、工作機械は、国内及び中国向けの販売が順調に推移し、増収となった。

食品・サービス事業の売上高は同4.4%増の72.51億円、営業利益は同38.2%増の5.46億円となった。食品は、外食需要の回復に伴う内食需要の低下や小売り価格の値上げによる買い控えの影響を受け、即席めん具材や成型スープなどが低調で、減収となった。ホテル関連は、行動制限の撤廃や観光事業支援策の効果などによる客室稼働率アップ等もあり、増収となった。

不動産事業について、不動産賃貸は新規の賃貸開始により売上高は同1.6%増の28.39億円となったが、修繕費の増加などにより営業利益は同9.5%減の17.44億円となった。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.3%増の1,540.00億円、営業利益が同8.9%減の79.00億円、経常利益が同15.2%減の85.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.1%増の58.00億円とする期初計画を据え置いている。

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配信元: フィスコ

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