アステラス、今期最終を32％下方修正

　アステラス製薬 <4503> [東証Ｐ] が2月5日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比65.3％減の503億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の850億円→580億円(前期は987億円)に31.8％下方修正し、減益率が13.9％減→41.2％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の533億円→263億円(前年同期は22.8億円)に50.6％減額し、増益率が23倍→12倍に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比61.5％減の186億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の15.3％→5.5％に急低下した。

株探ニュース