*15:38JST 品川リフラ Research Memo(8):2024年3月期は売上高、利益とも3期連続の過去最高を更新する見込み
■今後の見通し
● 2024年3月期の通期業績見通し
品川リフラクトリーズ<5351>の2024年3月期通期の連結業績は、売上高で前期比16.0%増の145,000百万円、営業利益で同33.7%増の14,500百万円、経常利益で同30.9%増の15,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同80.6%増の15,000百万円と過去最高を3期連続して更新する見通しだ。事業環境は、国内の耐火物需要やエンジニアリング工事の減少、原材料価格の高止まり、燃料・電力費・物流コストの上昇など厳しい状況にある。適正価格の設定や販売構成の改善によるスプレッドの向上、国内外への拡販活動、コストダウン等により増収率以上の増益を目指す。親会社株主に帰属する当期純利益が経常利益と同額になる予想だが、前述した第1四半期に遊休資産を売却して特別利益を計上したことが主因となる。
事業区分毎の営業利益の増減予想は、耐火物事業が+37億円、断熱材事業が+1億円、セラミックス事業が+1億円、エンジニアリング事業が△2億円となる。耐火物事業の減少要因は、数量減(△10億円)、在庫評価差(△18億円)、販管費等増加(△4億円)、海外グループ会社(△2億円)など計△34億円、増加要因が販価・原料等、販売構成、スプレッド、為替(+39億円)、M&A(+20億円)、コストダウン等(+10億円)、国内拡販(+2億円)の計+71億円を見込む。今下期に海外グループ会社の収益悪化を見込んでいるが、リチウム系原料の高騰に中国子会社の価格転嫁が追いついていないことによる。一方、M&Aによる増益は、当初計画の18億円から20億円に増額修正された。ブラジル及び米国の事業は、順調に拡大している。
今下期及び来期の見通しでは、国内粗鋼生産量や原料価格の動向などが不確定要素となる。2024年1月頃になると、先行きの見通しがより明確になろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
<SI>
● 2024年3月期の通期業績見通し
品川リフラクトリーズ<5351>の2024年3月期通期の連結業績は、売上高で前期比16.0%増の145,000百万円、営業利益で同33.7%増の14,500百万円、経常利益で同30.9%増の15,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同80.6%増の15,000百万円と過去最高を3期連続して更新する見通しだ。事業環境は、国内の耐火物需要やエンジニアリング工事の減少、原材料価格の高止まり、燃料・電力費・物流コストの上昇など厳しい状況にある。適正価格の設定や販売構成の改善によるスプレッドの向上、国内外への拡販活動、コストダウン等により増収率以上の増益を目指す。親会社株主に帰属する当期純利益が経常利益と同額になる予想だが、前述した第1四半期に遊休資産を売却して特別利益を計上したことが主因となる。
事業区分毎の営業利益の増減予想は、耐火物事業が+37億円、断熱材事業が+1億円、セラミックス事業が+1億円、エンジニアリング事業が△2億円となる。耐火物事業の減少要因は、数量減(△10億円)、在庫評価差(△18億円)、販管費等増加(△4億円)、海外グループ会社(△2億円)など計△34億円、増加要因が販価・原料等、販売構成、スプレッド、為替(+39億円)、M&A(+20億円)、コストダウン等(+10億円)、国内拡販(+2億円)の計+71億円を見込む。今下期に海外グループ会社の収益悪化を見込んでいるが、リチウム系原料の高騰に中国子会社の価格転嫁が追いついていないことによる。一方、M&Aによる増益は、当初計画の18億円から20億円に増額修正された。ブラジル及び米国の事業は、順調に拡大している。
今下期及び来期の見通しでは、国内粗鋼生産量や原料価格の動向などが不確定要素となる。2024年1月頃になると、先行きの見通しがより明確になろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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