引き続き“方向感定まらず”、ただし“膠着”ではない…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/12/21 11:01 - 「引き続き“方向感定まらず”、ただし“膠着”ではない…!? - ドル円」(武市佳史)

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引き続き“方向感定まらず”、ただし“膠着”ではない…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/12/21 11:01

◆ “円買い(戻し)”活発化 - “143円前半”へ押し戻される


前日の「米早期利下げ観測」に続き、昨日は「英早期利下げ観測」も再燃しました。
このため相対的に“ドル買い+ポンド買い”が進行する中、“円買い(戻し)”が先行しています。
このため東京タイム序盤に“144.099円”へと上値を模索する場面も見られましたが、結局“143円前半(安値は143.259円)”へ押し戻されていきました。

◆ “上値は重いが、下値も堅い”を地で往く展開…?


一昨日の日銀会合を終えたことで、今年の主要な金融政策の発表は終了しています。
このためマーケットは「クリスマス休暇入り」している印象が強く、“流動性低下”は顕著といわざるを得ません。
そうなると“方向感定まらず”も続きやすく、“上値は重いが、下値も堅い”を地で往く展開を強いられているのが実状といえます。

◆ 「クリスマス休暇入り」でどこまで動意づけるか…?


本日は「新規失業保険申請件数/フィラデルフィア連銀製造業景気指数/景気先行指数」等が予定されていますが、「米早期利下げ」を連想させるかは微妙といわざるを得ないのが実状といえます。
明日の「PCEコア・デフレータ」はその可能性を秘めているといえますが、「クリスマス休暇入り」の中でどこまで動意づけるか…?

流動性が極端に低下している際の動き方は、「動かない or 些細な要因で乱高下」のいずれかになりやすいとされますが、今年に関しては前者を想定しておくべきかもしれませんね。
もちろん後者への警戒を怠るわけにはいきませんが…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

145.132(11/13~12/14の38.2%戻し)
144.961(12/19高値、大台)
144.871(ピボットハイブレイクアウト)
144.573(週足・一目均衡表基準線)
144.485(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:144.311(12/19~12/20の61.8%戻し)
上値4:144.099(12/20高値、12/19~12/20の50%戻し)
上値3:144.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:143.909(12/19~12/20の38.2%戻し)
上値1:143.763(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:143.577
下値1:143.321(-1σ)
下値2:143.259(12/20安値、ピボット1stサポート)
下値3:142.953(12/14~12/19の50%押し、大台)
下値4:142.805(ピボット2ndサポート)
下値5:142.723(200日移動平均線)
142.479(12/14~12/19の61.8%押し)
142.351(ピボットローブレイクアウト)
142.239(12/19安値)
141.989(12/18安値、大台)
141.421(12/15安値)

《10:45》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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