加藤製作所 Research Memo(6):外部要因により業績が大きく変動するため、収益性重視戦略を推進

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最新投稿日時:2023/12/15 12:06 - 「加藤製作所 Research Memo(6):外部要因により業績が大きく変動するため、収益性重視戦略を推進」(フィスコ)

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加藤製作所 Research Memo(6):外部要因により業績が大きく変動するため、収益性重視戦略を推進

配信元:フィスコ
投稿:2023/12/15 12:06
*12:06JST 加藤製作所 Research Memo(6):外部要因により業績が大きく変動するため、収益性重視戦略を推進 ■加藤製作所<6390>の事業概要

4. リスク要因・収益特性と課題・対策
建設機械業界の一般的なリスク要因としては、景気・感染症・地政学リスクなどに伴う需要変動、国内外マーケットにおける競争激化、グローバルサプライチェーンの混乱、為替影響、販売価格と原材料・エネルギー価格の動向、製品不具合に伴う賠償責任、環境規制や技術革新への対応遅れなどが挙げられる。

建設機械業界の市場競合については、最も市場規模の大きい油圧ショベルはコマツ<6301>日立建機<6305>といった大手をはじめとする競合メーカーが多く、競争の激しさが知られているが、その他の建設機械(建設用クレーン、高所作業車、ブルドーザ、道路舗装機械など)については、それぞれ得意分野を持つメーカーが高い市場シェアを獲得するなど、ある程度のすみ分けができている。同社の市場におけるポジションとしては、建設用クレーンではタダノ<6395>とともに大手、油圧ショベルでは中堅という位置付けになっている。

また建設機械業界おいては、需要変動・為替変動や競合激化の影響などで業績が大きく変動する傾向が見られる。同社の場合は、コロナ禍やサプライチェーン混乱の影響、さらに構造改革に伴う一過性費用計上などにより、2020年3月期から2022年3月期にかけて業績が大きく落ち込んだため、利益回復を最優先とする中期経営計画を策定し、売上拡大よりも収益性重視の戦略を打ち出している。そして2023年3月期は減収ながら各利益とも黒字転換して収益回復基調となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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配信元: フィスコ

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