決算プラス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … 鳥貴族ＨＤ、カナモト、フリービット (12月8日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の12月7日から8日の決算発表を経て11日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　鳥貴族ＨＤ <3193>
　24年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比12倍の7.5億円に急拡大し、8-1月期(上期)計画の9.6億円に対する進捗率は78.1％に達し、5年平均の48.8％も上回った。

★No.2　フリービット <3843>
　24年4月期の連結経常利益を従来予想の45億円→52億円(前期は37億円)に15.6％上方修正し、増益率が21.4％増→40.3％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

★No.3　アルトナー <2163>
　24年1月期の連結経常利益を従来予想の13.2億円→15.3億円(前期は12億円)に15.7％上方修正し、増益率が10.4％増→27.7％増に拡大し、従来の9期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<3193> 鳥貴族ＨＤ 　　東Ｐ 　 +15.12 　 12/ 8　　　1Q　　 1060.00
<3843> フリービット 　東Ｐ 　 +14.81 　 12/ 8　　上期　　　 66.98
<2163> アルトナー 　　東Ｐ　　 +9.95 　 12/ 8　　　3Q　　　 24.84
<9678> カナモト 　　　東Ｐ　　 +8.42 　 12/ 8　本決算　　　 14.51
<1433> ベステラ 　　　東Ｐ　　 +5.23 　 12/ 8　　　3Q　　　175.32

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした11日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース