*12:11JST ハウテレビジョン---3Qは2ケタ増収・増益、キャリアプラットフォーム事業の取引社数・会員数ともに順調な伸長が継続
ハウテレビジョン<7064>は6日、2024年1月期第3四半期(23年2月-10月)決算を発表した。売上高が前年同期比23.8%増の13.51億円、営業利益が同11.4%増の2.88億円、経常利益が同10.8%増の2.87億円、四半期純利益が同5.8%増の2.02億円となった。
第3四半期累計期間の売上高について、サービス別でみると、「新卒サービス」(外資就活ドットコム)は前年同期比28.8%増の11.30億円、売上高の16.4%を占める「中途サービス」(Liiga)は前年同期比3.3%増の2.21億円となり、売上全体の83.6%を占める主力事業である「新卒サービス」が持続的な高成長を牽引した。
同社は積極的な顧客開拓及び顧客単価の向上を目指した施策を展開している。顧客開拓に関しては、既存顧客の満足度をカスタマーサクセスの拡充により高めることで継続率を向上させつつ、戦略的なマーケティング展開により新規顧客の獲得を進め、取引企業数の拡大を図っている。顧客単価に関しては、従前から顧客のジョブ型採用への移行を支援し、女性・理系採用特化商品などといった新商品を投入していたが、顧客の採用課題を解決可能な商品ラインナップを拡充することにより顧客への提供価値を最大化することで単価向上を図っている。このような地道な事業施策の展開によって、キャリアプラットフォーム事業の成長性は着実に押し上げられてきている。第3四半期累計期間においては、上期に注力した従業員の採用活動や販売促進活動、広告宣伝等の投資活動による費用増加という減益要因があるものの、コロナ禍においては積極的に取り組むことができなかったリアルイベントを多数開催することにより会員数の拡大を図り、加えて、顧客開拓や顧客単価に重点を置いた施策により顧客との取引ボリュームが拡大し収益性が向上した。
同社のキャリアプラットフォーム事業においては、「累積取引社数」及び「累積会員数」を重要な経営指標として定義している。戦略的なマーケティング施策が奏功し、当第3四半期末におけるキャリアプラットフォーム事業の累積取引社数は871社(前期末から75社増)に、また、累積会員数は516,104人(前期末から47,143人増)と、順調な伸長を継続している。
同社の第3四半期累計期間での通期業績予想に対する進捗率は、売上高は進捗率64%、費用は同64%、営業利益は同64%、経常利益は同65%、当期純利益は同71%となった。
同社は2023年4月25日に公表した「事業計画及び成長可能性に関する事項」(成長可能性資料)において、「経営陣として最も重視するのは営業利益額」と記載しており、期中の売上進捗を考慮しながら、費用コントロールを実施している状況を伺わせる進捗率となった。
売上高の期初計画に対する進捗について、同社は前年同期(22年2月-10月)時点も業績予想対比で進捗率64%であり前年同時期並みの進捗率であると説明している。また、同社が成長可能性資料で開示している四半期別での「売上高・営業利益の見通し」に記載の売上高・営業利益額の形状とも概ね一致している。
2024年1月期通期の業績予想については、売上高が前期比36.1%増の21.00億円、営業利益が同13.5%増の4.50億円、経常利益が同12.5%増の4.45億円、当期純利益が同1.0%増の2.86億円とする期初計画を据え置いている。
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第3四半期累計期間の売上高について、サービス別でみると、「新卒サービス」(外資就活ドットコム)は前年同期比28.8%増の11.30億円、売上高の16.4%を占める「中途サービス」(Liiga)は前年同期比3.3%増の2.21億円となり、売上全体の83.6%を占める主力事業である「新卒サービス」が持続的な高成長を牽引した。
同社は積極的な顧客開拓及び顧客単価の向上を目指した施策を展開している。顧客開拓に関しては、既存顧客の満足度をカスタマーサクセスの拡充により高めることで継続率を向上させつつ、戦略的なマーケティング展開により新規顧客の獲得を進め、取引企業数の拡大を図っている。顧客単価に関しては、従前から顧客のジョブ型採用への移行を支援し、女性・理系採用特化商品などといった新商品を投入していたが、顧客の採用課題を解決可能な商品ラインナップを拡充することにより顧客への提供価値を最大化することで単価向上を図っている。このような地道な事業施策の展開によって、キャリアプラットフォーム事業の成長性は着実に押し上げられてきている。第3四半期累計期間においては、上期に注力した従業員の採用活動や販売促進活動、広告宣伝等の投資活動による費用増加という減益要因があるものの、コロナ禍においては積極的に取り組むことができなかったリアルイベントを多数開催することにより会員数の拡大を図り、加えて、顧客開拓や顧客単価に重点を置いた施策により顧客との取引ボリュームが拡大し収益性が向上した。
同社のキャリアプラットフォーム事業においては、「累積取引社数」及び「累積会員数」を重要な経営指標として定義している。戦略的なマーケティング施策が奏功し、当第3四半期末におけるキャリアプラットフォーム事業の累積取引社数は871社(前期末から75社増)に、また、累積会員数は516,104人(前期末から47,143人増)と、順調な伸長を継続している。
同社の第3四半期累計期間での通期業績予想に対する進捗率は、売上高は進捗率64%、費用は同64%、営業利益は同64%、経常利益は同65%、当期純利益は同71%となった。
同社は2023年4月25日に公表した「事業計画及び成長可能性に関する事項」(成長可能性資料)において、「経営陣として最も重視するのは営業利益額」と記載しており、期中の売上進捗を考慮しながら、費用コントロールを実施している状況を伺わせる進捗率となった。
売上高の期初計画に対する進捗について、同社は前年同期(22年2月-10月)時点も業績予想対比で進捗率64%であり前年同時期並みの進捗率であると説明している。また、同社が成長可能性資料で開示している四半期別での「売上高・営業利益の見通し」に記載の売上高・営業利益額の形状とも概ね一致している。
2024年1月期通期の業績予想については、売上高が前期比36.1%増の21.00億円、営業利益が同13.5%増の4.50億円、経常利益が同12.5%増の4.45億円、当期純利益が同1.0%増の2.86億円とする期初計画を据え置いている。
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