【IRアナリストレポート】メディカルシステムネットワーク(4350)

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最新投稿日時:2023/08/21 17:34 - 「【IRアナリストレポート】メディカルシステムネットワーク(4350)」(みんかぶ株式コラム)

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【IRアナリストレポート】メディカルシステムネットワーク(4350)

著者:鈴木 行生
投稿:2023/08/21 17:34

~薬局のネットワーク事業で業界No.1、独自の地域包括ケアシステムを展開~

【ポイント】
・今2024年3月期の1Qは好調なスタートとなった。処方箋枚数が伸びていることによる。薬局支援3事業の顧客開拓は順調に進んでいる。しかし、調剤報酬に関わる地域支援体制加算の一巡が影響してくる。医薬品ネットワーク部門のシステム投資や薬局の新規出店増も費用先行となる。来期はプラス効果が顕在化してくるので、大幅増益に転換しよう。

・地域包括ケアの中で、「未病・予防-医療-介護」を支える「かかりつけ薬局」への対応で領域を広げようとしている。中期4ヵ年計画では、地域薬局を支える3つの事業をリード役に成長を確実なものにしていく。独自の医薬品ネットワーク事業は、4年後に1.2万件の加盟件数を目指し、業界シェア20%を獲得する。流通の効率化とサービスの多様化が進展しよう。現在8900件の加盟件数は年1500件ペースで増加が見込めよう。

・薬局のデジタルシフトをサポートするデジタルシフト事業は、「つながる薬局」のアプリをネットワーク加盟店以外にも拡大し、全国で2万店を目指す。月額課金のサブスク型で、サービスの高付加価値化に結び付けていく。LINE公式アカウントの友だち登録数も、現在の65万人を、今期は100万人、将来は1000万人をめざす。ジェネリック医薬品の製造販売は、既に薬局のネットワークがあるので、ここに良質の医薬品を効率よく提供していく。販売額ベースで年商100億円を目指す。上乗せ余地も大いにあろう。

・これらの3事業で30億円を超える増益効果を見ており、地域薬局の収益を大きく上回ろう。地域薬局も単品単価をベースに交渉する仕組みを作り上げたので、一定の範囲で安定性を高めよう。よって、収益構造の転換が進展し、2026年3月期の営業利益計画65億円は達成に近づこう。

・今期から監査等委員会設置会社に移行した。流通株式時価総額の状況に鑑みて、今年10月よりスタンダード市場に移行する。これによるビジネスへの影響はほとんどない。4ヵ年計画の内、後半2年の増益幅が上がってこよう。フリーキャッシュ・フローは、今回の中期計画でも、前回同様プラスを確保できよう。ROEの 15%も達成できよう。株式市場での評価は、3事業の進展とともに高まってこよう。

目次
特色 薬局に独自のネットワークシステムを築く
強み 薬局のネットワークで圧倒的トップを確立
中期経営方針 新たなプラットフォームによる企業価値創造に向けて
当面の業績 新型コロナを乗り越えて、まずは基盤固め
企業評価 医薬品ネットワーク部門を柱とした連携効果に注目

メディカルシステムネットワーク <4350>
企業レーティング
株価
(2023年8月21日)
378円
時価総額 116億円
(30.64百万株)
PBR 0.79倍
ROE 6.9%
PER 11.4倍
配当利回り 2.6%
総資産 67932百万円
純資産 14467百万円
自己資本比率 21.2%
BPS 478.1円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2015.3 75548 2641 2540 885 37.1 8.0
2016.3 87715 3783 3860 1720 60.1 9.5
2017.3 88865 2113 2109 571 19.3 10.0
2018.3 93977 3163 3250 1022 34.5 10.0
2019.3 98232 1428 1501 462 15.3 10.0
2020.3 105241 1615 1560 -895 -29.5 10.0
2021.3 104257 3429 3479 2198 72.5 10.0
2022.3 106685 3852 4313 2394 79.4 12.0
2023.3 110000 3250 3450 1650 54.7 12.0
2024.3(予) 112500 2600 2550 1000 33.1 10.0
2025.3(予) 119000 4000 3900 1920 64.6 12.0

(2023.6ベース)

(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。2009.9期で1:200、2012年4月、6月に各々1:2の株式分割を実施。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
https://www.belletk.com/medelikarusisutemuneltutowa-ku202308.pdf

日本ベル投資研究所の過去レポートはこちらから

配信元: みんかぶ株式コラム

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