空港施設、今期経常を5％下方修正

　空港施設 <8864> [東証Ｐ] が11月24日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の15.9億円→15.2億円(前期は29.6億円)に4.7％下方修正し、減益率が46.1％減→48.6％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の13.1億円→20.7億円(前期は8.2億円)に58.6％上方修正し、増益率が59.6％増→2.5倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億円の赤字→1.7億円の赤字(前年同期は9.9億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　本日付で別途公表しました「固定資産の譲渡及び特別利益（固定資産売却益）の計上に関するお知らせ」のとおり、京都市内に保有するホテル用賃貸物件の譲渡を本日開催の取締役会で決議いたしました。これに伴い固定資産売却益（特別利益）を計上する見込みとなったと同時に、過年度における当該物件に係る土地の減損損失が税務上の費用として損金算入され、税金費用の減少が見込まれます。その他、最近の業績や給排水使用量の回復傾向の継続による売上増加、修繕・リフォーム工事の精査に伴う費用減少の想定等を反映し、個別業績につきましては、売上高、経常利益、当期純利益が前回予想を上回る見通しとなりました。　連結業績では、熱供給事業における電気・ガス等原材料費の増加を想定したため、利益の減少要因となりましたが、上記のとおり個別業績での上振れ要素もあり、売上高、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を上回る見通しとなりました。（注）本資料に記載されている業績等の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値とは異なる場合があることにご留意下さい。