伊勢湾、今期経常を38％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

　伊勢湾海運 <9359> [名証Ｍ] が11月11日後場(14:20)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の35.3億円に急拡大し、従来予想の21億円を上回って着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の42億円→58億円(前期は36.1億円)に38.1％上方修正し、増益率が16.2％増→60.5％増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比0.7％減の22.6億円とほぼ横ばいの計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の22円→27円(前期は22円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の18.8億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.8％→8.5％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第２四半期連結累計期間につきましては、当社グループの取扱貨物量が想定よりも好調な荷動きとなり、また、加えて海上運賃が高い水準で推移したこと等により、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに当初の予想を上回りました。　また、通期業績予想数値につきましては、第２四半期累計期間の実績を踏まえ、上記のとおり修正いたします。※上記の予想は、本資料の発表現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な不確定要因によって予想数値と異なる場合があります。

　　当社の株主の皆様に対する配当は、長期にわたり安定的な経営基盤の確保に努めるとともに、安定的な配当を継続していくことを基本方針としております。　期末配当金につきましては、本日公表の「2023年３月期第２四半期累計期間業績予想と実績値との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」を踏まえて、連結業績が過去最高となる見通しであることから、普通配当11円に特別配当５円を加え、１株当たり16円に配当予想を修正いたします。