タイガポリ、今期最終を一転70％減益に下方修正

　タイガースポリマー <4231> [東証Ｓ] が11月9日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比99.1％減の200万円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の9億5000万円→2億5000万円(前期は8億3100万円)に73.7％下方修正し、一転して69.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益は前年同期比59.8％減の2億4800万円に大きく落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終損益は1億4300万円の赤字(前年同期は1億8600万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の3.0％→-2.5％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年3月期の通期連結業績予想につきましては、主に米国の産業用ホースが好調に推移していること、為替レートが想定より円安に推移していることによる邦貨換算の増収効果等により、売上高は、前回公表した予想数値を上回る見込みです。利益面につきましては、営業外損益で為替差益の発生を見込みますが、主に原材料価格高騰によるコストの増加や税金費用の増加が見込まれること等により、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、前回公表した予想数値を下回る見込みです。為替レートは１米ドル＝140円を前提としております。※当資料に記載の業績予想は、現在入手している情報による判断及び仮定に基づいた予想であり、リスクや不確実性を含んでいます。実際の業績は、今後様々な要因により、これら業績予想とは大きく異なる結果となる可能性があります。