ここ数日、日本株が堅調に推移しています。
先日発表された米ISM製造業景況感指数が市場予想を下回ったことで、景気悪化期待からの金利低下により米国株、日本株が上昇してきたのですが、そろそろ短期的なリバウンドは終わりかもしれません。というのも・・・
・週末に米雇用統計が控えリスクが取りづらいタイミングであること
・日本市場は3連休を控えていること
この2つの理由で、いったん手仕舞いの局面なのかもしれません。システムトレードにおいても底値圏で買い付けた銘柄の多くに手仕舞いのシグナルが出ています。
ただ、予想外に週末から来週頭にかけて強かった場合の要因も考えておく必要があるでしょう。
一番可能性としてあるのが、【雇用統計の数字が悪くて、景気悪化が顕著に現れた場合】です。今の株高は景気悪化懸念によって、金融引き締めのペースが緩くなるのではないかという期待感によるものです。雇用統計の数字が悪ければ、この流れに拍車がかかるかもしれません。仮にこの流れになった場合は、週明けの日本株も大きく上昇する可能性があるでしょう。
ただ、そうなったとしても、上昇したタイミングが短期的な天井になりそうです。なかなか今の状況で積極的に株を買ってくる投資家は少ないでしょう。あるとすれば、先物を売っている投資家や空売りしている投資家の買い戻しくらいです。
ですので、雇用統計の数字し次第で上昇する可能性はあるものの、戻り売りのスタンスでよいのではないかと考えています。あせって買う必要はないでしょう。
システムトレード的にみると、今は買いでも売りでもないニュートラルのタイミングです。感情に任せてトレードしてしまうと大やけどする可能性があります。株価が上がって買いたくなるタイミングかもしれませんが、少なくとも週明けまで待ったほうがリスクは低いでしょう。待つのも相場ですよ。
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