◆ 一気に往った… - “140円回復”
昨日発表の「新規失業保険申請件数」が“3週続けて減少(23.2万件)”したことが、「米労働環境は堅調」との見方につながったからです。
またその後に発表された「ISM製造業景況指数」は“横ばい(52.8)”だったものの、構成項目である「新規受注/雇用」は“改善(それぞれ50超)”を示しました。
さらに「仕入価格」が“2020年6月以来最低(52.5)”となったことで、「景気下げ止まり/インフレ緩和」への思惑も台頭する格好となりました。
こうして米10年債利回りは“さらに上昇(→3.29%)”したことで、東京タイム序盤に“139円”を回復したドル円は、一旦上値を押さえられていたものの、NYタイムには“140.228円”まで一気に駆け上がっています。
◆ ただ本日は「米雇用統計」が待ち構える
こうした中、本日はいよいよ「米雇用統計」が発表されます。
事前予想は「非農業部門雇用者数」が“控えめ(+30.0万人)”ではあるものの、「失業率/平均時給」はそれぞれ“前月並み(3.5%/前年比+5.3%)”が想定されています。
まずはここからの乖離具合が注目ということになりますが、冒頭で記したように、ドル円はすでに駆け上がっている状況となります。
このため“織り込み済”と捉えられる可能性はゼロではなく、少なくとも発表までは“ポジション調整”が先行すると見るのが妥当です。
◆ “真空地帯”にすでに突入したことは気になるが…?
問題は発表後、テクニカル上はすでに主だった上値メドが存在しない“真空地帯”に突入していますので、仮に“底堅さ”が示されれば“金利選好→ドル買い”が加速してもおかしくないことです。
ただしその際には“リスク回避→株安”がもたらされる可能性は高く、来週初(5日)には「米国市場休場(レイバーデー)」を迎えるスケジュール感でもあります。
つまり“利益確定売り”が持ち込まれるケースも、十分に想定される…?
前記したように、テクニカル上は“真空地帯”にすでに突入する中、センチメントも“上方向”に傾斜しているのが実状です。
このため昨日同様“動き出したら止まらない”という可能性はゼロではありませんが、まだ台頭していない“高値達成感”を意識して臨みたいところです。
流れに逆らう格好になりますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米雇用統計が予定されていますので、いつもより値幅を拡大しています。
143.446(5/24~7/14-8/2の100%返し)
143.000(大台)
142.855(7/14~8/2の38.2%返し)
142.460(98/8/31高値)
上値5:141.973(ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値4:141.100(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:141.000(大台)
上値2:140.798(+2σ)
上値1:140.652(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:140.203
下値1:140.000(大台)
下値2:139.703(8/30~9/1の23.6%押し)
下値3:139.378(8/30~9/1の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値4:139.115(8/30~9/1の50%押し)
下値5:139.000(大台)
138.907(9/1安値、8/30~9/1の61.8%押し)
138.542(8/23~9/1の38.2%押し、+1σ)
138.458(ピボット2ndサポート)
138.261(8/31安値)
138.002(8/30安値、日足・一目均衡表転換線、8/23~9/1の50%押し、大台、ピボットローブレイクアウト)
137.530(8/29安値、8/23~9/1の61.8%押し)
《10:40》
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