米国決算発表シーズン突入での注目ポイント【西村剛】

トレンドが変わる可能性がある…？

日本株は上昇すれば上値が重くなり、下がったところでは買い戻されるといったボックス相場が続いております。特に材料がなく、日本株は米国株に連動する状況となっております。

そんな日本株の方向感を担う米国株ですが、今週後半より米国企業の決算発表シーズンに突入します。

今の米国株の焦点は【景気悪化とインフレ懸念】です。資源価格高騰によりインフレが加速し景気が悪化した結果・・・・

「米国企業の業績が悪いんじゃないの・・・？」という見方が強まったことで米国株が下落しているわけです。

そこで本当に、「米国企業の業績が悪くなっているのか？」の答えあわせが今回の米国企業の決算発表となります。ただ、私はそれほど米国企業の業績については悲観はしていません。

もちろん市場の見方どおり米国企業の業績が悪化している可能性もありますが、その場合でも「材料出尽くしで上昇」といったシナリオもありますし、予想外に業績がよかったというシナリオもあります。

ですので、決算発表前の疑心暗鬼の状態から、決算発表が終わることで、いったん米国企業の業績状況が明らかになることで米国株の底打ちが明確になるのではないかと期待しています。ですので、年始から続いた下落トレンドもこの決算発表が引き金となって上昇トレンドに転じるのではないかと少し期待しているのです。

これはあくまでも期待に過ぎません。さらに下落していく可能性もあるでしょう。ただ、頭の片隅で・・・【今回の決算発表次第でトレンドが変わるかも・・・】と思っておけば、実際に相場が動いたときに行動しやすいと思います。

いずれにせよ、ここからの決算発表シーズン突入で株価が大きく動く可能性があります。しっかりとリスク管理に注力しながらトレードにのぞみましょう。