ファンケルが小幅続伸、国内有力証券は「悪材料出尽くし」と指摘
ファンケル<4921.T>が小幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は8日、同社株のレーティングを「アンダーウエイト」から「ニュートラル」に引き上げた。目標株価は2400円(従来2600円)とした。同社は5月に23年3月期の連結営業利益について前期比13.6%増の111億円との見通しを示したが、市場には120億円台の利益を予想する見方もあり、失望感が広がった。ただ、同証券では「23年3月期計画の提示により、悪材料はほぼ出尽くした」と指摘。国内化粧品市場の減速を食い止めるための広告投資の負担増による増益率の低下を懸念していたが、実際、23年3月期計画にその内容が織り込まれた、とみている。また、「株価も十分調整した」としてレーティングを引き上げている。
出所:MINKABU PRESS
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