アッヴィが決算受け下落 のう胞性線維症治療薬の開発の中断も公表＝米国株個別

　医薬品のアッヴィ＜ABBV＞が商いを伴って下落。取引開始前に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、売上高が予想を下回った。通期のガイダンスも公表しており、１株利益の見通しを下方修正している。のう胞性線維症治療薬の開発が中期の試験で目標に届かず中断したことも公表した。

　見通しの下方修正については、同社の主力薬であるヒュミラのジェネリックとの競合を理由に挙げている。第１四半期のヒュミラの売上高は４７．４億ドルと予想を下回った。

（１－３月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：3.24ドル（予想：3.14ドル）
・売上高：135.4億ドル（予想：136.3億ドル）
　　ヒュミラ：47.4億ドル（予想：48.8億ドル）
　　イムブルビカ：11.7億ドル（予想：12.2億ドル）
　　ジュビダーム：4.10億ドル（予想：3.75億ドル）
・EBITDA（調整後）：89.6億ドル（予想：87.4億ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：13.92～14.12ドル（従来：14.00～14.20）（予想：14.14ドル）

（NY時間13:44）
アッヴィ＜ABBV＞　143.65（-12.67　-8.10%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美