ＩＨＩ、前期最終を63％上方修正・最高益予想を上乗せ

　ＩＨＩ <7013> [東証Ｐ] が4月25日大引け後(15:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期の連結最終利益を従来予想の400億円→650億円(前の期は130億円)に62.5％上方修正し、増益率が3.1倍→5.0倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の248億円→498億円(前年同期は228億円)に2.0倍増額し、増益率が8.6％増→2.2倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上収益は概ね前回発表予想どおりとなる見込みです。損益面では，減損損失計上があるものの，為替レートが円安水準で推移したため，営業利益は変更ありません。一方，税引前利益および親会社の所有者に帰属する当期利益は，為替差益の計上や法人所得税費用の負担が減少したことなどにより，増益となる見込みです。なお，期末配当予想（1株当たり：40円）につきましては，変更ありません。