来週より、いよいよ決算発表が本格化してきます。
株式投資は企業の将来性を見込んで資金を投じる性質上、自身が保有している銘柄に関連する「決算情報」は特に重視するべきポイントといえるでしょう。場合によっては「良好な数字なのに暴落した」あるいは「想定以上のスピードで上昇する」という一見不可解な現象が発生することから、決算シーズンは大きな損失を抱えてしまう投資家も少なくありません。
今年に関しては、終わった期(2022年3月期)は好業績な企業が多いものの、来期(2023年3月期)の会社予想は保守的な数字を発表する企業が多いのではないかと思っています。
これまで発表された銘柄の決算後の株価の動きを見ると
【もともと業績が悪いイメージの会社はそれほど株価は下がらないイメージ】なのですが、注意しておきたいのは・・・
【好業績が期待されている銘柄の来期(2023年3月期)の会社予想の数字が良くなかった場合】です。
好業績が期待されていた銘柄の業績予想が「それほど良くもなかった・・・」場合、株価が大きく下がるケースが多いイメージを持っています。もともと好業績期待銘柄はPERで割高な銘柄が多く、直近の米国長期金利上昇もあって売られやすい状態です。そこに加えてあまりよくない決算が発表されてしまうと・・・株価が急落する可能性が高いでしょう。
こういった急落をさけるために必要なことは【決算発表日がいつなのかを調べておく】ということです。
具体的には・・・
1.ヤフーファイナンスに掲載されている「株予報」サイトに調べたい銘柄コードを入力する
2.右上に掲載されている「次回決算 ○月○日」を確認する
手順としてはこれだけでOKです。決算発表リスクを取りたくない場合は、少なくとも決算発表日の前日までに手仕舞って置けばよいでしょう。これだけでも予期せぬ株価急落を避けることができます。
今年は資源高やインフレ懸念、円安などにより企業にとって事業環境が大きく変化しています。想定以上に保守的な業績予想を出してくる会社もあると思うので注意しておいてくださいね。
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