ＦＤＫ、今期経常を20％上方修正

　ＦＤＫ <6955> [東証２] が3月30日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→18億円(前期は12.7億円)に20.0％上方修正し、増益率が17.7％増→41.3％増に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の16億円→6億円(前期は20億円)に62.5％下方修正し、減益率が20.4％減→70.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.9億円→4.9億円(前年同期は5.6億円)に2.5倍増額し、減益率が65.0％減→11.9％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年４月27日に公表しました業績見通しにおける想定に対し、当第４四半期連結会計期間に入り部品調達難や原材料価格の高騰、物流混乱影響もありましたが、電池事業でリチウム電池や設備関連ビジネス、電子事業で各種モジュールが堅調に推移したことにより売上高および営業利益は想定どおりの見込みです。経常利益は、為替レートが円安に推移したことから為替差損の減少などにより増加する見込みです。一方で、「固定資産の減損に係る会計基準」にもとづき、電池事業のアルカリ乾電池にかかわる固定資産の減損損失として特別損失を計上する見込みです。　つきましては、2021年４月27日に公表しました2022年３月期連結業績予想数値を上記のとおり修正いたします。