邦チタはチタン市況の上昇を背景に3年3カ月ぶり高値更新、株不足で需給相場の思惑も
東邦チタニウム<5727.T>が10%近い上昇をみせ1430円台まで駆け上がり、今月7日につけた昨年来高値1346円を大きく更新した。時価は2018年12月以来3年3カ月ぶりの高値圏に浮上している。同社はチタン製錬を主力とし、航空機向けのほか、高度なチタン関連技術を生かし電子デバイス分野における実績も高い。ロシアのウクライナ侵攻に絡む西側諸国からの経済制裁などの影響から、チタン価格に対する先高思惑が強まっている。同社はその関連有力株として上値を見込んだ投機資金の攻勢が際立つ。株式需給面では日証金で、足もと株不足に伴い小幅ながら逆日歩がついた状態にあり、買い戻しによる浮揚力も意識されている。
出所:MINKABU PRESS
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