NY株式市場(27日)ダウ平均は再び節目の3万6000ドルに接近か⁈ー積極的な手掛かり材料に乏しい相場環境へ
27日のニューヨーク株式市場でダウ平均は積極的な手掛かり材料に乏しいことから方向感を探りながらもみ合う取引スタートとなりそうだ。
ニューヨーク株式市場は週末のクリスマスを通過して3連休明けとなり年末相場へと移行していくことになろう。すでにクリスマスから年末年始の休暇入りしている市場関係者は多いことから流動性の低さが目立つ相場環境となりそうだ。
先週末のクリスマスにかけて米国や英国など欧州では、オミクロン株の感染拡大が急速に広がったものの、これまでのところ重症化のリスクは低いのではないかとの見方が優勢なことから過度な警戒感が後退しており投資家心理の良好さは維持されそう。
ダウ平均が強含む場面では3連休前の先週木曜日に付けた日中高値(3万6060ドル)が上値のメドとして意識されそうだ。
ただ、ダウ平均は先週木曜日までの3日続伸で1000ドル以上上昇し戻りのメドとなっていた3万6000ドルに接近した反動もあって利益確定売り圧力が強く意識されそうなことから積極的に買い上がる動きも限定的となってもおかしくないほか、市場エネルギーが低下する中で、終日、売り買いともにポジション調整に終始することも想定しておきたい1日となる。
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