NY株式市場(24日)米国10年債利回りは1.67%台まで上昇ーPCEコアデフレータの発表に注目
24日のニューヨーク株式市場でダウ平均は売り先行で取引が始まりそうだ。
ニューヨーク株式市場では、取引開始前に発表された週間ベースの新規失業保険申請件数が19.9万件と市場予想(26.1万件)を大きく下回るとともに1969年以来52年ぶりの低水準となったことから早期の利上げ観測が高まり米国10年債利回りが一時1.67%台まで上昇したことが嫌気されそう。同じく取引開始前に発表された7-9月期のGDP改定値が市場予想を下回ったことも下押し圧力の強さに繋がりろう。
取引時間中では、日本時間25日午前0時に発表されるPCEコアデフレータに注目が集まっているほか、日本時間25日午前4時に公表される今月開催分のFOMC議事要旨で来年の利上げ時期に関する議論の進捗度合いを見極めたいとの姿勢から積極的な買いが見送られやすい相場環境となりそう。
ダウ平均は寄り付きで前日の上昇分(194ドル)を帳消しにして節目の3万5600ドル割れを試す局面が見られそうなほか、感謝祭の前日で市場参加者が減少してもおかしくないことから終日ポジション調整に終始しそうな1日となる。
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